自宅に帰って何日なのだろうか?、自分ではハッキリしない。 危機を脱した病人は、即退院。 病室が足りないのだ。 それでも一日余分に置いていただいたそうだ。 病院に到着時の脈拍数は、20から30程度で、「駐車場から自分で歩いて診察室まで来たのは、君くらいしか見たことが無い」と言われた。 診察途中からは意識が混濁。 首に電極を付けられたのは、日にちが変わってからだったそうだ。 麻酔も懸けづ、電極を付けられて気が付いた。文句を言ったら、「麻酔薬を使って死にたいですか」の一言。 それから先は、心臓電極、心電図計、血圧計、点滴二本、排尿管一本を付けられ、もうろうとして寝ていたが、翌日の夕方からは、看護師としっかりやり取りできるまでに回復した。 直ぐにでも帰っていいと言われたが、一日延期していただいた。その代わり、部屋を三回変わり、廊下でよ時間を過ごした。 急患が多すぎて、受け入れオーバーとなっているそうである。 多くの患者さんが、90台。 私などはまだか駆け出しの年齢。 昭和一桁生まれが大半だった。 中には交番の巡査が、縁側に倒れているのを見つけて送られてきた女性もいた。 彼女は99歳だそうだ。私より21歳上。 恐れ入り屋の大権現である。
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