国会議員のご文章
それ、政治家の不浄なる様を、つらつら感ずるに、おおよそ、政治資金のもたざるものは、この世の始中終、国会で陣笠と呼ばれる身なり。
されば、その中よりいまだ、総理大臣が生まれたとゆうことを聞かず。陣笠議員は過ごしやすし。
今日に至りても、百年の議員生活を保つべきや。我やさき、人や先。解散は、今日とも知れづ、明日とも知れづ、一度落選いたさば、もとのただの人、といえり。
されば、朝には、胸に菊のバッチ有りて、夕にはただの人と、なれる身なり。
すでに解散の風、無情にふきたりぬれば、すなわち、あたふたと地元を這いずり回り、落選の憂き目に合えば、厚顔むなしく変じ、国会議員の装いを失いたるときは、六親眷属友人集まりて嘆き悲しめど、さらにその甲斐あるべからず。
さて友人、知人、家族みなして慰め、自宅に送れどもこの時よりただの人となりぬ。
夜半の涙となりぬれば、ただ菊のバッチのみのこれり。おろかとゆうも、あわれなり。
されば、国会議員のはかなきことは、肝に銘じ、老少国民のための政治を心がけ、いつなんどきの解散の一大事を心にかけ、国民のためのせいじを深く念じ、財界、官界と間を保ち、国民を深くたもみまいらせ、政治を行うべきなり。
あなかしこ、 あなかしこ。
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