藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

アスベスト汚染状況例(11)

2012-06-05 06:04:16 | 社会・経済

031 町役場の天井である。ミネラートンと呼ばれる吸音性の高い天井材である。施工方法は、軽量鉄骨で下地をつくり、PBボード(プラスターボード)と呼ばれる不燃ボードで下貼りし、その上から吸音板を貼り付ける。これらの建材が石綿を含有している。建設年代から推測して5%未満であることは推測できるが、石綿を含有していることには間違いない。ミネラートンは、比較的軟質で傷つきやすく、傷つけると簡単に飛散する。取り扱いに十分な注意が必要である。

「どのような職業が石綿暴露を引き起こしたか」のシリーズでみなさんに注意を呼びかけましたが、ここで今一度みなさんの周りに、「肺がん」患者がおられませんか。

まず石綿被害を想定した検査を受けられることをおすすめします。「癌」発症の中で「肺癌」の発症が第一位になりました。その原因は石綿にあると言われています。

発症のメカニズムは、いたってシンプルです。石綿がハイに吸入され、沈着すると石綿のもつ性質上、アルファー線を発する放射性物質と結合し、放射線物質を溜め込む。このことが、がん発生の原因となる。石綿を吸入したであろう人には、「健康管理手帳(石綿)」が交付される。労災認定時に決め手となるものであるから、是非取得をおすすめする。相談いただければお手伝いいたします。相談はコメント欄でいただければ非公開にて行います。


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