藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

お役人の詭弁がはじまった。

2016-09-23 09:36:10 | 日記・エッセイ・コラム

 東京豊洲市場工事での地下空間に対する、お役人の詭弁が始まった。 汚染対策用に地下空間を作ったそうである。  嘘も程ほどにして欲しい。 地下にパイプスペースを作れば当然に故障時に材料や工具の搬入口が必要となってくる。 TVに写った入り口はそれであり、地下空間は大型機械など持ち込めるような計画的配管はされていない。 重機が地下空間に入れば、配管が邪魔になり行動できない。

 地下共同溝と呼ばれる構造上の欠点は、下水用配管なのである。 下水用配管は、汚水が上から下に自然に流れなくてはならない。 その勾配も微妙で、一定の勾配でなければならず、当然に地下空間を塞ぐ構造となる。 電気、水道、ガスはどのような形状空間でも上下左右流れていくので問題ない。

 おそらく都議会議員の皆様には、その問題点は見抜くことはむつかしかろうと思われる。

 第二の問題点。 地下空間に、電気配線とガス配管が同居すると、どんな危険が待ち受けているだろうか。 また、地下の引火性のガスはどうなるのだろうか。 どうもこの建物の問題点はこれだけではなさそうである。

 追記 地下可燃ガスとは?と思われたであろう。 関東地方の地下には、大量の天然ガスが存在している。 以前、都内の温泉施設で温泉に含まれる天然ガスで爆発事故が起きた。 関東ローム層は天然ガスを含んでおり、基礎工事等で「鋼管杭」等打ち込んでいれば、長年に渡って天然ガスが少しずつ地表に出てくる危険性がある。 地下空間の換気が充分されれば良いが、不十分の場合爆発ということになる。 地下空間を設けることの恐ろしさは「日建設計」ならば充分承知であろうが、今回は上手の手から水が漏れるのたとえもある。 いづれにしてもこの市場が抱えた問題はあまりにも大きすぎるようである。

 汚染された土地にものを作るとは大変な費用と知恵が必要なのだ。 国は福島のちを今後どうしようとするのか、見ものである。 いずれにしても、都民の税金を使う話である。

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