藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

見かけなくなった凧揚げ

2016-01-19 15:57:29 | しごとの思い出

  ここ十年、子供の凧揚げを見かけなくなった。 もっとも凧揚げができる広場が広島にはなくなった。 河川敷は車が進入できない。 親子連れでの遊びの場で無くなっている。 行政の企画力の低下である。 市民生活の中での広場の確保ができていない。 

 町内の広場は、老人のゲイトボールと、何とかゴルフに占領されている。 小さい子供が走り回れる広場になっていない現状が、広島では存在している。 この状況は現市長になって以来、いよいよ鮮明になってきた。 都市計画を合理主義で押し切ろうとすると、都市が人間性を失う。 優しさがなくなるのだ。

 通産省出身の市長の合理主義が、「広島の文化」の否定になってきつつあることだけは事実である。道端の古い石の道標や、小さな水路に架かっていた石橋がいつの間にか無くなっている。 広島の歴史の風化である。 いつの日にか、原爆も風化の憂き目に会うのだろうか・・・・・。

コメント (2)
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