FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

来週のドル・円相場の見通し <103.50~105.50>

2014-01-17 20:31:57 | 日記
2日間、青島へ出張していてグログ投稿が出来ませんでした。 各関係先から新年会のお誘いが続き、お酒をいただく機会が増えてきました。 春節休暇迄残すところ1週間となり、慌ただしくバタバタと走り回っている状況です。 明日も日帰りですが、張家港・無錫の集団公司との商談が控えています。 明日の結果しだいでは、東南アジアへの進出が具体化される可能性もありそうです。

<来週のドル・円相場の見通し>
来週のドル・円は、明確な方向感が出にくにのではないでしょうか。 弱い米雇用統計で昨年末のリスクオンが途切れ、各国の主要株価指数の上昇基調が復活しきれない状況では円売りも限られているでしょう。 日本では注目イベントが相次ぐが、大きく動意づくとの予想は少なそうです。 ただ、ドル・円が下落する局面では実需の買いが入るとみられ、下値リスクは低いのではないでしょうか。

ドル・円は昨年末にかけて急ピッチの上昇となったが、1月10日発表の米雇用統計が市場予想より弱かったことで急落し、その後、米小売売上高が市場予想より強く、株高基調が復活したことでドル・円はすぐに持ち直しましたが、米雇用情勢への警戒はぬぐい切れていないと言ったところでしょうか。

来週もリスクオンムード復活は期待薄で、ドル・円の方向感は出にくいとみられています。

来週は米国の重要イベントがなく、28日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちとなる。 FOMCをめぐっては、弱い米雇用統計後も資産購入の規模縮小ペースに変化が出るとの見方が高まらず、ポジションを傾けにくくする一因となっています。

来週、日銀は21─22日に開く金融政策決定会合で、昨年4月に導入した資金供給量(マネタリーベース)を2倍に引き上げる異次元緩和を継続する見通しであり、2015年度までの経済・物価見通しは13年10月末時点から大きく変えず、15年度までに2%の物価安定目標を達成する従来シナリオを維持すると見られているようです。

日銀の追加緩和がなく、海外勢の一部が失望感から円買いを仕掛けてきたら、国内勢にとってはドルの絶好の買い場になるかもしれません。 ドル・円は今週始めに102円後半に下落しましたが、下値では輸入企業の買いの大口が入ったようです。

来週のドル・円相場の予想推移 <103.50~105.50>