FX寺子屋 by 葛勝老師

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FOMCの議事録、テーパリングは着実に縮小の姿勢。

2014-01-09 19:31:32 | 日記
<FOMCの議事録、テーパリングは着実に縮小の姿勢>
8日終盤のNY外為市場では、ドルがユーロと円に対して上昇しました。 米連邦準備理事会(FRB)が公表した12月17~18日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、債券買い入れ(量的緩和)規模を着実に縮小していく姿勢が示されたことが背景にあります。

今後米経済の成長が加速し、量的緩和縮小が進んでいくとの見方からドルが買われ、終盤のドル・円は0.3%高の104.85円、となっています。

FOMC議事録で量的緩和が徐々に、かつ着実に縮小していくとの見通しが大きく変わらなかったという事実が、引き続きドルにとってプラスに作用しているようであり、実際のところは、経済指標の基調が改善するにつれて、FRBが緩和縮小ペースをより積極化するリスクが存在すると思われます。

また金利先物市場は現在、2015年4月のFOMCで利上げが開始される確率を約60%とする見方を織り込んだ水準にあり、FRBが緩和縮小を決めた3週間前の段階では、金利先物は利上げ開始時期を2015年7月以降と見込んでいました。

このところの経済指標はドル高を煽るような傾向の内容が多く、筆者の僅かな希望も失せかけて来たこの実情を認識せざるを得ないのでしょうか。 虚業の為替の成果は先ず先ずながら、本業の貿易の仕事は青息吐息の状態に瀕してしまい、お先真っ黒と言ったところでしょうか。 願わくば、95円位で安定的に推移して欲しいところです。

明日の雇用統計は予想値もかなり高いようであり、一気に106円台に向かってアクセルを踏むのでしょうか。 明日の夜は、冷や汗ものの一夜になりそうです。

本日のドル・円相場の予想推移 <104.70~105.20>