ある患者様が、こんなエピソードを語ってくれました。
整形外科クリニックの診察室で先生とのやり取りです。
先生「歩くと軟骨が減ってしまうから、歩かない方が良いですよ」
患者「じゃあ、家で寝ていた方が良いのですか」
先生「それが一番だけど、それは不可能でしょ」
先生「でも、プールで歩くぶんには軟骨は減らないからプールに通って下さい」
このような事を言われたそうです。
この方は、足に体重をかける事が怖くなり、
あまり出歩かなくなってしまったと言う事です。
その結果、足が細くなっていきました。
また、先生に言われた通りプールにも行くようにしたのですが、
どうも私にはプールが合っていないような気がして、長く通う事なく辞めたそうです。
上記の先生の考え方と、当院の考え方は正反対と言えます。
まず、歩いても軟骨は減りません。
歩くだけで、軟骨がドンドン減ってしまっては、
世の中の、ある程度、高齢まで生きた方は全員「変形性股関節症」になってしまいます。
実際には、そんなことありませんよね。
「変形性股関節症」になってしまう方のほうが少ないはずです。
歩く事によって、軟骨に栄養が運ばれます。
軟骨への代謝が良くなるのです。
そうすると、ドンドン栄養をもらえる軟骨は元気な状態を保てます。
これが、歩くのをやめてしまったり、痛い足に体重をかけられない状況になると、軟骨に栄養が運ばれないため、
軟骨が減ってしまうのです。
歩くだけでは、軟骨は減りませんので、股関節症の方も怖がらずに足に体重をかけて、歩くようにしましょう。
2つ目にプールでは軟骨が減らないと言う話ですが、
プールであっても、陸上であっても、軟骨の減り具合は変わりません。
上記で説明した通り、結局は軟骨へ栄養が行くかどうかです。
むしろ、プールでは浮力の影響で、しっかりと足に自分の体重を掛けられませんから、
軟骨に対して良い刺激は、入りにくい環境です。
それに加えて、プールは体温より水温が低いですから、身体が冷えます。
筋肉が硬くなり、痛みを出しやすい状況を作り出してしまう為、
プールは、あまりお勧め出来ません。
整形外科医は当然プロフェッショナルですし、凄い知識と、腕をお持ちです。
しかし、弱点があるとすれば、それはリハビリに対する知識だと思います。
それは手術前であれ、手術後であっても。
その部分をフォローする役割を担っているのが、
リハビリテーションで働く理学療法士です
整形外科の先生の話の中で、リハビリに関する事で腑に落ちない話や、いまいち納得できない話があった時は、
当院なり、お近くの理学療法士に意見を聞いて見みる事をお勧めします。
夢
股関節の不安を一緒に取り除きましょう
整形外科クリニックの診察室で先生とのやり取りです。
先生「歩くと軟骨が減ってしまうから、歩かない方が良いですよ」
患者「じゃあ、家で寝ていた方が良いのですか」
先生「それが一番だけど、それは不可能でしょ」
先生「でも、プールで歩くぶんには軟骨は減らないからプールに通って下さい」
このような事を言われたそうです。
この方は、足に体重をかける事が怖くなり、
あまり出歩かなくなってしまったと言う事です。
その結果、足が細くなっていきました。
また、先生に言われた通りプールにも行くようにしたのですが、
どうも私にはプールが合っていないような気がして、長く通う事なく辞めたそうです。
上記の先生の考え方と、当院の考え方は正反対と言えます。
まず、歩いても軟骨は減りません。
歩くだけで、軟骨がドンドン減ってしまっては、
世の中の、ある程度、高齢まで生きた方は全員「変形性股関節症」になってしまいます。
実際には、そんなことありませんよね。
「変形性股関節症」になってしまう方のほうが少ないはずです。
歩く事によって、軟骨に栄養が運ばれます。
軟骨への代謝が良くなるのです。
そうすると、ドンドン栄養をもらえる軟骨は元気な状態を保てます。
これが、歩くのをやめてしまったり、痛い足に体重をかけられない状況になると、軟骨に栄養が運ばれないため、
軟骨が減ってしまうのです。
歩くだけでは、軟骨は減りませんので、股関節症の方も怖がらずに足に体重をかけて、歩くようにしましょう。
2つ目にプールでは軟骨が減らないと言う話ですが、
プールであっても、陸上であっても、軟骨の減り具合は変わりません。
上記で説明した通り、結局は軟骨へ栄養が行くかどうかです。
むしろ、プールでは浮力の影響で、しっかりと足に自分の体重を掛けられませんから、
軟骨に対して良い刺激は、入りにくい環境です。
それに加えて、プールは体温より水温が低いですから、身体が冷えます。
筋肉が硬くなり、痛みを出しやすい状況を作り出してしまう為、
プールは、あまりお勧め出来ません。
整形外科医は当然プロフェッショナルですし、凄い知識と、腕をお持ちです。
しかし、弱点があるとすれば、それはリハビリに対する知識だと思います。
それは手術前であれ、手術後であっても。
その部分をフォローする役割を担っているのが、
リハビリテーションで働く理学療法士です
整形外科の先生の話の中で、リハビリに関する事で腑に落ちない話や、いまいち納得できない話があった時は、
当院なり、お近くの理学療法士に意見を聞いて見みる事をお勧めします。
夢
股関節の不安を一緒に取り除きましょう