笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

変形性股関節症について、よく聞かれる質問!part.3

2015-08-24 09:39:17 | 日記
このシリーズも、今回で最後です。

宜しくお願いします。





変形性股関節症は遺伝が関係しますか?

答え、

あくまで私の考えですが8割が遺伝だと思います。

整形外科で変形性股関節症と診断された方は、人生をさかのぼると、変形性股関節症以前に実は臼蓋形成不全だった。

と言う方が9割当てはまります。

臼蓋形成不全に遺伝性があり、特に日本人女性にその傾向が強く出ます。

原因は、分かりません。


②の男女比も、それを物語っていますね。

股関節脱臼であれば、大概、幼い頃に発見されて何かしらの治療を施します。

しかし、臼蓋形成不全は、検診などでも見逃されてしまう傾向が多いです。

それは、今も昔も変わりません。

実は臼蓋形成不全があったのですが、それを知らずに成長し、大人になり、

①で書いた40代~50代で臼蓋形成不全から変形性股関節症と名前を変えて痛みが発症します。

「両親や他の兄弟は、股関節は何ともないんですけど」

と言われますが、

親族の方の中には、実は股関節が臼蓋形成不全の形をしているけど、痛みが出ていないから気づいていない。

と言う方が隠れている可能性があります。

股関節に痛みがなければ、股関節をレントゲンで撮る機会は、ありませんからね。

ただ、親が悪いわけでも、子が悪いわけでもありません。

これは、誰も責める事の出来ない問題です。

ただ、少ないのは事実です。

男女比は「女性9:1男性」です。

変形性股関節症は女性の疾患と言っても良いくらいですね。

従って、当院に来られている方の男女比も同様に9:1くらいです。

ちなみに男性の股関節の疾患は、大腿骨頭壊死という疾患の事が多いです。

銀座店はスタッフ4名で施術をしておりますが、稀に全員男性を施術している事があったりすると、私達もビックリします。

ちなみに私も男ですが、両側臼蓋形成不全です





毛皮が暑いよね~







股関節の不安を一緒に取り除きましょう