笑顔あふれる生活へ!~股関節と共に~

田山陽平が、股関節とリハビリについて、皆様のためになる事を、選りすぐって書いています。
頑張ろう!日本!!

筋肉緊張状態の影響!

2014-04-28 10:03:00 | 日記
現在、5月22日(木)~24日(土)仙台出張施術の予約受付を行っています。

まだ各日共に空きがあります。

東北の方で施術ご希望の方は、ホームページの出張施術から問い合わせして下さい。

お待ちしております。



それと、来週月曜日はゴールデンウィークになりますので、ブログも1週間お休みさせて頂きます。

宜しくお願いします。





筋肉が慢性的な緊張(力を抜いても硬い)状態は、身体にどの様な問題を引き起こすのでしょうか?


まず1つ目。

筋肉が緊張すると筋肉は縮んでいる状態ですから、

「引っ張られる」「突っ張る」
感じが自覚症状として現れます。

イメージしやすいと思います。

そうすると筋肉の端と端は、それぞれ別の骨に着いていますから、その骨を引き付けあいます。

これが、股関節の周囲の筋肉で起こると、骨盤と足の骨に筋肉がついている事が多いですから、

その間に挟まれた股関節(臼蓋と大腿骨頭)を圧迫する方向に力が加わります。

筋肉が水色の矢印の方向に骨を引き付けあうと、股関節はオレンジ色の矢印の方向に圧迫される事になる。


言い換えると、股関節の摩擦を強くしてしまう方向に筋肉が収縮している状態になります。

これは、一番避けたい状況ですね。

このように筋肉の緊張は、関節の構造をミリ単位でゆがませ、正しい関節の動きを阻害します



次に2つ目。

これは、皆様が普段思われている筋力低下にあてはまるでしょうか。

実際は、筋力低下ではありません。

筋肉の量は落ちていないのですが、脱力状態でも筋肉が緊張(収縮)してしまっているので、筋肉が十分な収縮を行えない状態です。

この状態は、足が身体の体重を支える事も低下させてしまいます



最後に3つ目。

緊張してしまっている筋肉とは相反する動きをする筋肉の活動を抑制します。

抑制を言い換えると、筋力低下だと思って頂いて良いかと思います。

この抑制も、実際の筋力低下ではありません。

例えば、股関節を曲げる(屈曲)筋肉が慢性的な緊張状態に陥ると、股関節を伸ばす(伸展)動きまでも抑制されてしまいます。

股関節の屈曲と伸展


同様に、股関節を広げる(外転)筋肉が緊張すると、股関節を閉じる(内転)動きが抑制されると言った具合です。

股関節の外転と内転


この原理は、詳しく説明すると神経や反射の話になり、かなり専門的な内容になってしまいますので、今回は割愛させて頂きます。




以上のような状態を慢性的な筋肉の緊張は招きます。

筋肉の緊張をとってあげて、力を抜いている時には、柔らかい筋肉の状態を作ってあげる事が大切ですね。







次回のブログ更新は、5月12日(月)を予定しています。少し間があきますが、宜しくお願いします。





股関節の不安を一緒に取り除きましょう