子供に何となく不評だった「白いんげん豆のクリームスープ」。
冷蔵庫に残っていた生クリームを消費するために作ったのですが
「野菜+コンソメスープ+牛乳+生クリーム」の図式に囚われていたため
柔らかく煮込んだ白金時豆(白いんげん豆)をバーミックスでクリーム状にするしか思いつかず・・・
作るとき手持ちのお料理本をあれこれ引っ張り出してお勉強したんですが、ほとんどがお豆をゴロゴロのまま残した白いスープでした。
でもどうしてもポタージュ状にしたかったという強突破の結果がこれです。
(自称)汁評論家のりィちゃんも食べずに残したのがショックでした
(汁・・・せめてスープ評論家(自称)にして欲しい・・・)
辰巳芳子さん著書「あなたのために~いのちを支えるスープ」
永久保存版とも言えるスープの基礎が叩きこまれたすごい本を読み込んだところ、
「日本人は明治以後、豆と砂糖を結びつけてしまった。この食習慣から抜け出すことが必要である。豆のスープは、豆を塩味で食べる、よき習慣をつくるきっかけとなろう。」・・・
ならばもっと塩味を強調するのがいいかも、と思い立ち
コロコロなベーコン・人参・じゃが芋を炒めて追加。更に塩コショウ・牛乳をプラス。
そしたら、ほぼ完璧な「シチュー」に変身しました!リメイク大成功です
ベーコンのお陰で塩味とコクが増し、じゃが芋のホクホク感のお陰でお豆の食感がカバーされ、牛乳のお陰でお豆のドロリ感が緩和され・・・
こんなに試行錯誤したのは初めてです。
お料理ってなんて科学的なお仕事なのっと感動しました
実はお豆の缶詰、大豆と大正金時がまだあるんです。
大豆は普段から結構使ってますが、大正金時豆は持て余してました。
気をよくして、これで何作ろうかと考え中です。楽しみ・・・
りィちゃんは「美味しい!」と完食したんですよ~
おいで下さりありがとうございます。
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製菓学校でも高校の生物化学に出てくるような元素とかデオキシリボ核酸みたいな結合式とか習いました
メリハリが効いたのですね
大正金時って粒が大きいから難しいと思いますが、
がんばってくださいね。
楽しみにしてます
お菓子は粉やバターの配合を変えたりで科学的だなと思っていたのですが、お料理も科学なんですね!
お豆は美味しくアレンジできたので、またやりたくてムズムズ。
白いんげん豆はクリーム状にして扱いにくかったので、大正金時豆は粒のまま煮込んでみようかな~と考え中です。