無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

タマネギの定植

2016-11-05 18:20:02 | 日々の自然菜園
本日、

朝は真っ白な霜の世界。こうなると、野良仕事は、完全に解凍するのを待ってからになります。
そうなると、11~17時と限られた時間になるので、段取りがとても大切です。


今年は、日照不足で、苗が遅れたため、うちでは連日育った分だけ、タマネギの定植を行っております。

無農薬・家庭菜園で、タマネギほど難しい野菜に入ります。

その一番の理由が、タマネギの苗に問題があります。
タマネギの栽培は、タマネギ苗が良くないと、まず失敗しやすいものです。

特に化学肥料と相性がよいタマネギは、有機物との相性の悪さもあって、抜きたてのタマネギ苗以外では失敗する率はさらに高くなります。

市販の苗は、写真のように、抜いてから数日たっている状態で売っていることもあり、この苗から育てるのは難しいものです。






この苗は、まだいい方で、抜いてから2日以内といった感じです。

それでも植えてから活着するのに時間がかかるので、


手当として、買った後すぐに根が乾かないように、水もしくは薄めた液肥に浸して回復させます。

購入苗は、まず化学肥料で育っているので、鮮度が良いものを選び、もし根の痛みが大きい場合などは、少し切った方がましといった感じです。

化学肥料は、根が多少傷んでいても、枯れていても水に溶けて強制的にタマネギに養分を送るので、このような苗でも植えてから水やりをすると、
しっかり活着しますが、

有機肥料栽培の場合、化学肥料の根がやり直しをし、回復した頃は、寒いので、どうしても活着が良くなくなります。


実際に10月末に、自家製の苗と市販の手当て苗を植え比べましたが、植えてから起き上がってくる(活着の合図)までの期間が10日位開きがありました。

自家製の苗は、植えて3日以内に起き上がってきており、遅れて市販の苗が2週間後に起き上がってきた感じです。


うちでは、2種類の自家製タマネギ苗を育成しております。




ポットで2~4本育てるもの


根はとても長く、しっかりしていて、必要な分だけポットから土を落として植えます。






もう一つは、セル苗。

1つのポットに、1~2本育てて、そのまま


線を頼りに植えていきます。セル苗は、植えた日から立っているので、植え痛みがないのが長所ですが、その分たくさんの苗を育てるのに場所が必要です。




ポット苗は、抜きたての根を切らずに、お隣さんと絡ませるように田植えのように同じ深さに植えていくのがいいようです。

タマネギ苗は、育てるのがとても難しいので、まず苗づくりで失敗しやすいので、どうしても市販の苗に頼りがちですが、なかなか良い抜きたての無農薬・市販苗がないのも事実。

そこで、ポット苗とセル苗で誰でもタマネギ苗が簡単に育てることができるように、研究中です。


新鮮な無農薬のタマネギ苗があれば、タマネギ栽培がより手軽になると思います。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

来月は12/7(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。

・冬の土づくり/米ぬか、クン炭づくり
・無農薬野菜の種や品種の選び方など
コメント (10)
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