今期の連ドラの中で期待大だった「重版出来!」が期待以上にいいのだ。
漫画雑誌の編集部に就職した、「挫折した柔道部員」黒沢心の成長物語。
演じてる黒木華はいままでわりとしんねりした役のほうが多かった(私のイメージ)から、
弾けてる役が作りものっぽく見えないかしら、どうかしらと思ってました。
弾けてるとかなんとかいうより、ともかく目の前のことに一生懸命なのが、違和感ない、わざとらしくない。
彼女を囲む編集部員の癖の強い連中が、編集長の松重豊以下、オダギリジョー、荒川良々、食レポへたな安田顕。
癖の強い漫画家の先生たちが小日向さんや滝藤賢一さん。
今週の第5話は、出版社の社長(高田純次がまじめな役をまじめにやっている。驚き)のエピソードで、
つらい生い立ちのすさんだどん底から這い上がろうとしていた若い時代に、
出会った1冊の本が救いになり支えになって、いまに至る話。
「電子書籍には力を入れているが、しかし、紙の本は出し続けますよ、売りまくりますよ」というセリフもあった。
年に一度、在庫整理で売れ残った本・雑誌が断裁される日は、必ずそれを見に行くという社長。
黒沢と営業部の若手・小泉(坂口健太郎。この人、最近よく見る)が社長にお供して行って、
断裁される本たちを見て「忘れません、この光景・・・」と言う。
同じ日に単行本が初売り出しの新人漫画家が、平積みされた自分の本を見て感激して、
「忘れません、この光景!」と同じ言葉を言う。
わかりやすい作りだし、いわゆるベタという感じではあるんだけど、
それがイヤじゃないの、とっても気持ちがいいの。
毎回、素直にほろりとする。
本は救いになる。
社長のエピソードの本は「宮沢賢治詩集」だったけど、
内容の深いものや高尚なものじゃなくても、本を読む行為自体が救いになることもあるしね。
漫画雑誌の編集部に就職した、「挫折した柔道部員」黒沢心の成長物語。
演じてる黒木華はいままでわりとしんねりした役のほうが多かった(私のイメージ)から、
弾けてる役が作りものっぽく見えないかしら、どうかしらと思ってました。
弾けてるとかなんとかいうより、ともかく目の前のことに一生懸命なのが、違和感ない、わざとらしくない。
彼女を囲む編集部員の癖の強い連中が、編集長の松重豊以下、オダギリジョー、荒川良々、食レポへたな安田顕。
癖の強い漫画家の先生たちが小日向さんや滝藤賢一さん。
今週の第5話は、出版社の社長(高田純次がまじめな役をまじめにやっている。驚き)のエピソードで、
つらい生い立ちのすさんだどん底から這い上がろうとしていた若い時代に、
出会った1冊の本が救いになり支えになって、いまに至る話。
「電子書籍には力を入れているが、しかし、紙の本は出し続けますよ、売りまくりますよ」というセリフもあった。
年に一度、在庫整理で売れ残った本・雑誌が断裁される日は、必ずそれを見に行くという社長。
黒沢と営業部の若手・小泉(坂口健太郎。この人、最近よく見る)が社長にお供して行って、
断裁される本たちを見て「忘れません、この光景・・・」と言う。
同じ日に単行本が初売り出しの新人漫画家が、平積みされた自分の本を見て感激して、
「忘れません、この光景!」と同じ言葉を言う。
わかりやすい作りだし、いわゆるベタという感じではあるんだけど、
それがイヤじゃないの、とっても気持ちがいいの。
毎回、素直にほろりとする。
本は救いになる。
社長のエピソードの本は「宮沢賢治詩集」だったけど、
内容の深いものや高尚なものじゃなくても、本を読む行為自体が救いになることもあるしね。