国立劇場「隅田春妓女容性」を12月25日に見た。
歌舞伎です、京劇じゃないよ、すだのはるげいしゃかたぎと読むんだって。
「梅の由兵衛」と呼ばれている。
その題名は聞いたことはあるけど、初めて見た。
主演は吉右衛門、3組の男女カップルがあって、それぞれに横恋慕してる悪役がいて、そのために金が必要で追い詰められる。
歌舞伎ですごくよくある、それぞれが関係があって、実は同じ主人筋の人を支えるために、
金の工面や奪われた家の宝の探索やらに苦労してるんだけど、
お互いにそのことを言わないでやってるもんだから、
こいつの持ってる金や宝を何とかして手に入れねばと切羽詰まって、殺してしまったりして、大悲劇になるというストーリー。
いま奪おうとしてる金は、同じ主人を救うための金なのにと思うわけよね。
ひと言、言えば「えっ、その金はあの方のために?なぁーんだ、一緒だ一緒だ!」となるんだけど、
そうなったらお芝居にならないからね。
殺し場が見せ場になってるからね。
悪役がねちねち責めるのも見せ場だしね。
由兵衛(吉右衛門)の恋女房で元芸者小梅が菊之助、色っぽくてきれい。でも、この二人って舅と婿さんだよね。
菊之助は二役で、小梅の弟役も。
小梅に横恋慕してる悪役が中村歌六で、この人は貫禄でカッコいい中年て感じよね。
由兵衛が小梅の弟と気づかずに、たまたま行き合った青年が百両の金を持っていると知って、
その金ほしさに理性を失って殺してしまうところが見せ場で、
吉右衛門は背中がおじいちゃんではあるんだけど、立ち姿はまだカッコいい。
ラストは仇敵と闘って決着するというところで、
メインの出演者がそろって正座して、
座長が「本日はこれぎり~」とご挨拶して幕となる、古風な終わり方でした。
歌舞伎です、京劇じゃないよ、すだのはるげいしゃかたぎと読むんだって。
「梅の由兵衛」と呼ばれている。
その題名は聞いたことはあるけど、初めて見た。
主演は吉右衛門、3組の男女カップルがあって、それぞれに横恋慕してる悪役がいて、そのために金が必要で追い詰められる。
歌舞伎ですごくよくある、それぞれが関係があって、実は同じ主人筋の人を支えるために、
金の工面や奪われた家の宝の探索やらに苦労してるんだけど、
お互いにそのことを言わないでやってるもんだから、
こいつの持ってる金や宝を何とかして手に入れねばと切羽詰まって、殺してしまったりして、大悲劇になるというストーリー。
いま奪おうとしてる金は、同じ主人を救うための金なのにと思うわけよね。
ひと言、言えば「えっ、その金はあの方のために?なぁーんだ、一緒だ一緒だ!」となるんだけど、
そうなったらお芝居にならないからね。
殺し場が見せ場になってるからね。
悪役がねちねち責めるのも見せ場だしね。
由兵衛(吉右衛門)の恋女房で元芸者小梅が菊之助、色っぽくてきれい。でも、この二人って舅と婿さんだよね。
菊之助は二役で、小梅の弟役も。
小梅に横恋慕してる悪役が中村歌六で、この人は貫禄でカッコいい中年て感じよね。
由兵衛が小梅の弟と気づかずに、たまたま行き合った青年が百両の金を持っていると知って、
その金ほしさに理性を失って殺してしまうところが見せ場で、
吉右衛門は背中がおじいちゃんではあるんだけど、立ち姿はまだカッコいい。
ラストは仇敵と闘って決着するというところで、
メインの出演者がそろって正座して、
座長が「本日はこれぎり~」とご挨拶して幕となる、古風な終わり方でした。