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人生の雑記帳bytamatiyamaru

終活もそろそろ考えながら…日々の瞑想(迷走?)を大切に
身も心もととのえることが一番!

伊坂幸太郎「重力ピエロ」

2009年06月09日 22時36分32秒 | 読書感想

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

圧巻の伊坂ワールドでした

遺伝子DENE、DNA、ガンジー、パタイユ・・・

難しく専門的な知識がたくさん書かれておりました

フェルマーの最終定理とかラスコーの壁画とか・・・生類憐みの令とか・・・支離滅裂

でも、しっかりと頭に入ってくるから面白い(○´ェ`○)ポョ

一貫して芯に貫かれているテーマとしては

◎本当に真剣なことは、陽気に伝えるべき

◎重いものを背負いながらも、ステップを踏むように軽やかに歩き続ける

繊細で凶暴

優雅で残忍   これが伊坂ワールドの特徴であります!!

強姦された男の子供という、重い荷物を生まれたときから背負わされている春・・・

気が遠くなるような精神性の世界ながらも、伊坂さんは、軽やかに楽しませてくれるんです

一度も不快感を感じずにラストを迎えることができました'`ィ(*´ェ`*∩

春の一途さと泉水の鷹揚さ・・・共通するこだわりの強さ・・・

時には笑わせてくれました

意表を突いた人物設定でしたが、すぐ隣にいて苦悩する友人のように思えるんですね・・・不思議なことに・・・

映画はまだ見ていませんが、原作を先に読んだので、余裕をもって楽しみにしていますルン♪ (≧▽≦) ルン♪

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コメント (4)
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