
マイクロフォンだってファンタム電源で稼働する
コンデンサー マイクがあるなら、
カートリッジだってファントム電源を使う
タイプがあっても良いじゃないか!と、言う事で
松下電器の自主規格である
電源を必要とするカートリッジ EPC-96SSADで
ございます。
CDー4 4chレコードを再生するがためのレコード針である。
CD-4レコードは、30KHzの高周波再生をしながら
リア側に振り分けられた「音」を復調する機構を指す。
4chに対応した針出なければ
拾う事ができない面白い仕組みである。
だって、レコード溝は1本
45度に振り分けた振動から
4chを拾う事ができるなんて60年前に考えた
エンジニアの偉業である。
実は同様のカードリッジ はtechnics、ビクター、東芝とあり
各社機構は同じだけど、ファンタム電源の形式に互換性がないので
各社カートリッジには専用の電源が必要になってしまう。
普通のカートリッジは、25KHz程度の守備範囲であるが、
CD-4のカートリッジは、50KHzまで帯域が拾えるのである。
50年以上前のレコード針であるが
交換針も何十本と確保しているので、死ぬほどレコード鑑賞ができる。
これくらい楽しまなくちゃぁ、オーディオマニアが廃ってもんです。