辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

1日1◎ YoloLiv YoloBox Pro 凄いぞ!

2022-02-05 19:07:31 | 配信業務


FBの「#ライブ配信部 」にて、
オールインワン型ライブ配信エンコーダー
「YoloBox Pro」の無料貸し出しレビューキャンペーンが展開。

早速、管理人さんの木村さんに申し出て
実機をレビューできる機会をいただきました。

主な仕様は、、、
1、エンコード機能内蔵
2、HDMI 3入力
  USB-A ビデオ入力(ウェブカメラなどビデオ信号に対応)
3、バッテリー内蔵
4、スイッチャー機能とYouTubeコメント表示機能
5、スポーツ配信で使える、チーム名と得点表示が簡単
6、4G SIMカード対応
7、SDカード対応(PPT、動画などの素材として取り込み可能)



などなど、多彩な機能満載である。




YouTube配信であるなら、
「Google」のアカウント登録をすれば
簡単に配信可能である。
(配信アカウントは事前に作っておく必要あり)


HDMI入力は3入力、AタイプUSBには、ローランド UVC-01にて
HDMI入力も可能、実質、HDMIは4入力可能である。


このUSB入力にはオーディオ・ディレー調整もあるので
音が先行してしまう場合は遅らせることができる。
(使い方次第ですけどね。。。)


オーディオ信号はHDMIからも抽出可能で、
スイッチングしても、任意のオーディオ信号が固定される
ロック機能もあるし、スイッチングと合わせて
切り替えることも可能である。

ただ、設定にコツがあり、
「AFV」が各入力にあるのだが、これをONにして
入力元を決めてから「OFF」にすると
入力先が固定されて配信とプレビューできる


この機器のサイズで驚いたのがこの機能
シンプルデザインではあるが、
スポーツ中継で用いられる、得点、チーム名、残り時間が
表示可能である。

しかも、日本語表示も可能で、
リアルタイムで、チームごとの加点もできる


文字表記のフォントも何種類かあるので
好みのものを選べるし、
さらに、SDカード経由でチームロゴの表示も可能

これからの時期、対戦物のイベント配信には
ちょっとしたアクセントが加ふ出来て面白い


そして、興味深い機能がコレ



YouTube配信における
コメント表示が可能である

16:9の配信画面に対して
コメント表示のサイズ、位置も無段階に
表製可能なのが面白い。

「コメント表記」と言えば「荒れる」
コメントが問題視される。

だが、配信中、コメント欄を確認でき、
リアルタイムで、書き込みのON-OFFが可能である。


まぁ、コメント欄の流れるスピードにもよるが
スピードが早すぎると、表記のON-OFFが可能か否か
鍛錬が必要にかもしれないが面白い機能である。



本体からは、HDMI出力経由で、本体ディスプレーと
同じ操作画面か、外部レコーダにて収録できる
プレビューモードと切り替え可能なので
配信現場での設置できる広さによって
構成できるのは嬉しい機能である。
狭小での環境でも力強い本機である

配信で一番気になるのが、本体の加熱具合と
配信の安定である。

5時間ほど連続して配信した結果、、、
本体もほのかに熱くなる程度で
配信も落ちることなく無事5時間配信し続けられた。

まぁ、外部電源からの供給ではあるが
意地悪して、ACコンセントを抜くと
勝手に内蔵バッテリーへと切り替わるので
万が一、外部電源の供給が断たれても
最低限度の機能は保たれそうである。


締めに、スイッチングの切り替えについて、、、
入力信号は、カット、ディゾルブ、ワイプなど
10種類ほどのパターンから選択可能
乗り替わりの時間も0.5から3秒までと選ぶことが可能。

P in P、2画面も簡単にマクロが組める



パターンを記録しておくことも可能で、
初心者でもプロ並みのスイッチングができる。

ただし、スケーリング機能はないので
主要な被写体の調整は
カメラアングルで物理的に
調整する必要はあるが
すぐになれると思う

アスペクト比率もいくつかパターンを選べるので
今時の「縦位置」アングルにも一工夫の必要は有るが
便利機能の一つで有る。


余談では有るが、
A-USB端子には、マウス、キーボードの接続も可能であり、
テキスト入力における日本語入力もタイピングが可能(見かけ上)

マウスもスルスルとうごかくことができる。

注意点としては、現状の最新バージョンでは、
表示画面のクリックポイントのデザインが
微妙で、矢印をポイントに持って来ても
微妙な位置のため、触る位置が微妙であるのと、
テキスト入力できるものの
キーボードを本機に接続したままだと、
日本語入力モードに上手く反映されな無い
この辺りは、本機のファームウェア バージョンアップで
改善せれることを望みたい。



総評として、
17万円弱の価格として、
ワタシとしては割高感は否めないが、
配信、スイッチング、SDカード収録、コメント表示が
できるオールインワン機器としてはお買い得感がある。

これで、バリバリの配信現場を築こうとは思わないものの
シンプルな現場で体裁よくコンパクトかつ
スマートに配信したい現場には持ってこいな
機種だと感じる。

発展形として、
本機を切り替え機、エンコーダーとして構成
入力側にATEMを数台入力して
多段階かつ多入力を構成しても
面白いことが出来ると思うワタシです。。。

本機を扱うチャンスを与えてくれた
木村玲さんに感謝の気持ちでいっぱいです。




1日1悪 YouTubeのラウドネス値を考える

2022-01-10 00:00:00 | 配信業務


自身の編集環境でベストでも、
別の環境で見てみると
「あれ?音が小さい(大きい)」と
感じることが多々ある。

編集する側として
意識しなければならないのが「ラウドネス値」

ラウドネスとは人が感じる「音量感」を
数値化したもので、
単位は「LKFS/LUFS」で表され、
1LKFS=1dB(デシベル)に相当。

動画をアップロードする際には、
このラウドネス値が重要になってきます。


上の写真では
再生ボリュームは100パーセントに対して
レベルがオーバーしているので
数デジYouTube側で調整されて
サーバーにアップされている感じである。

Youtubeでは、
アップロードした動画が「-14LKFS」を
超えていると自動で補正がかかり、
音量が大きくなりすぎないようになっています。

※ちなみにニコニコ動画では「-15LKFS」を
超えると補正される。


今まで、適当に音圧を管理してきたので
改善したいラウドネス値である。

シャープ Wi-Fi station SH52A と、ハードウェア・エンコーダーFBE200で配信

2021-02-22 21:56:19 | 配信業務


既存の公共施設からの配信では、光ファイバーでの
配信なので心配はいらないが、
突発的に開催されるイベント配信も増え始め
光ファイバーの準備が間に合わなかったり。

野外フェス配信のオーダーも入るようになり
Wi-Fiステーションを2式購入した。

現在、docomoでは最速スペックである。

更に、同じタイミングで、

Blackmagic Web Presenter HD も購入。
入荷待ちである。

パソコンからのエンコードがオーソドックスだが
ハードウェアエンコードにしている。
スタジオからの配信と違い、エンコードPCを
持ち出すとなると、機材の個数も増え
スタッフが沢山いる訳でもないので、
そこは割り切って、ハードウェアエンコーダに
してみようとという感じである。

昨年、台湾メーカーのFmuser社からFBE200を導入
ただ、IPv6には対応していないので廃棄寸前ではあったが、
SH-52Aとの相性も良く配信ができた。

SH-52Aは、5G対応であるが、4Gのアップロードが
100メガ以上を叩き出すことも出来るので、
迷うことなくSH-52Aを購入した。

実際のところ、神奈川西部では5Gのスポットも少なく
しばらく4G運用となりそうである。

実測値4G のアップロードが50メガ前後だったので、
このSH-52Aだけに配信のストリームをさせるなら。
1080ではなく720の方が安心できそうである。



2台購入は、完全、仕事による受注を意識した結果で、
1台目が壊れても、予備があれば何かと安心であるし、
SH-52AはLANポートも内蔵されているので、PCとの
接続には有線ケーブルを用いたいところである。

実際2時間ほど、自宅で配信してみた。

ソニー ハンディカムをHDMI接続。

FBE200内のストリーム処理は、あえて
1080Pにて処理をさせる。

ビットレートも最高画質・音質にしてあげると
良い感じに視聴できる。

FBE200を短気を起こさず、取っておいて
良かったと、しみじみ感じている。

このSHー52Aのお陰で、
ある意味、ファイバーの束縛を受けず
面白い配信ができそうな予感である。