辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

1日1悪 一脚の使い方一つで、苦楽の違い

2021-06-27 20:31:27 | 撮影機材


もー、200ミリ以上のレンズになると
スタビライザーは動作させるものの
手持ちだけでは支えきれない52歳

神経痛に響くなぁーと感じつつ
一脚でサポートさせると何時間でも
カメラを構えていられます。

鋳造の一脚は重さもズッシリ
カーボンと違い、多少、雑に扱っても
割れることなく使えてます。

ニューヨークのB&Hで購入した
最初の機材である。

単なる一脚ではあるが
伸ばし方も人それぞれ。

いろんな人の使い方を見ていると
伸縮が大変だなぁーと思ったりしてます。

まぁ、たかが一脚、されど一脚。

私の場合、身長178センチで立った状態の
伸縮度合いがこんな感じ。。。



一番足元の伸ばし方がこんな具合。。。



ちょっと、伸ばしている程度である。

この方法だと、
カメラに近い上段をフルに伸ばしているが
客席などに座った時に中間の段を縮め、
そこから立った時に瞬時に上段、中断をフルに伸ばせば
ちょうどいい具合の高さに戻れる。

まぁ、撮影内容によるけど
写真撮影の場合、頻繁に伸縮を繰り返すので
こんなやり方をしています。

人それぞれだけどね。

ちょっとした工夫でストレス無い撮影を
研究しています。。。

1日1悪 βテープ 素材起こし出来ます

2021-06-20 21:14:11 | 撮影機材


コンスタントに、家庭用ビデオテープの
デジタイズ案件の問い合わせがあります。

不思議なことに、ベータテープでの問い合わせが多い。

傾向として、昭和50年以降に録画されたテープで
テレビ番組を録画したと言うテープではなく、
結婚式やビデオカメラで録画した素材テープです。

そんな中、EDベータの問い合わせも増えたので
急遽、EDベータも導入しつつ、
SL-F1というポータブルデッキが程度も良く入手できるので
デッキレンタルができるようしている。

このポータブル機は、デッキ単体では
再生できるものの、「映像出力」のRCA端子がなく
専用のAVコードか、同シリーズのチューナーが必要である。

AVコードも入手できるが、希少価値のため
コードで1万円するので購入を断念。

だったら、デッキ本体に出力端子をつけてしまえと一念発起

一旦、完全に分解しつつ、内部をくまなくアルコールでクリー人で
基盤の改修も必要なく、映像信号がたり上がっているポイントから
同軸ケーブルを取り付けRCAジャックへと接続します。

RCAジャックには、昔ながらのF端子(RF端子)を取り除き
そこへ移設する。

作業的には、1台改修するには10分程度でできてしまうくらいのレベルである。

まぁ、分解するので、回転ヘッドなどのクリーニングや
ビデオレベルの、クロマ信号、くし形フィルター動作の
確認もしつつの回収である。



SL-F1デッキは、現状、稼働できるものが7台
EDベータデッキ EDVー7000が2台 体勢で
一度に何本ものベータデッキをデジタイズできるように
体制化している。

40年も前の貴重な映像が再生できるとあって、
1ヶ月に10回程度、問い合わせが入ります。

デジタルな世の中ですが、
40年も前のアナログが再生できる環境って
古代エジプトのヒエログラフが解読できるのと
同じくらい、歴史を紐解けるので
大切な仕事を請負ってると自負してます。

1日1悪 ゴルフ・スウィングは自分で見れないので、撮るときのコツ

2021-06-08 21:35:45 | 映像
業界に入って初めて担当した中継が
ゴルフ中継で、体育系大学の合宿のように
男ばかりの現場で、非常にむさ苦しい印象ばかり残っている。

18番ホールのカメラを何度か担当した事あるが、
どうも、ヨリすぎてしまう傾向があり、
当時の上司から「お前の画角は日テレ的だなぁー」と
TBSの技術統括部長からご指摘を受け
なんとか、軌道修正をした覚えがあります。

最近、中継に出ることはないけど
ゴルフが好きな知り合いから、
スィングを撮りたいんだけど、
どんな感じに撮るのが良いか。

そして、スマホで撮るんだけれど、
スマホを固定する良い感じのグッズないかなぁーと
聞かれる事が昨年より増えました。

まぁ、画角的にスマホ(カメラ)の高さは
真横から、後ろから撮影するにしても
腰の高さにしてあげるのが良さそうである。

腰の捻り具合が一番わかるのが
腰の高さである
俯瞰すぎても、アオリすぎても調子良くない。

そして、固定するグッズも便利なものがある。



市販品で言うと「ザウルス」と言う商品名で
ゴルフバッグに固定するタイプではあるが
手軽でおすすめである。

で、画角で一番重要なのが、
フルスイングをして、構え〜玉を打つ〜クラブの振りかぶりの
一連の動作が見切れる事なく撮影できる距離感が
良さそうである。

クラブ・ヘッドの軌道が
どのくらいブレるか見切れる事なく
撮れるのがプロレッスン・プロに見てもらう場合でに
癖の判別に有効とのことである。

ゴルフ練習場も昨今の事情で
満員御礼状態。

スマホ特需もこんな所で、大活躍である。

1日1悪 ホワイトバランスで如何様にも撮ってた時代は終わった

2021-06-07 21:12:37 | 映像


業界に入った頃、夕日を夕日らしく撮影する
事が、撮影段階で求められてホワイトバランスで
夕日らしく再現できてホッとした経験がある。

カメラマンデビューは19歳
スタジオペデスタル・カメラで
生コマーシャルの
フィリップ撮影という大事な役目からの
スタートである。

当時は、撮像管からCCDへと入れ替わりの時期で
撮像管ではタブーとされた直射日光も
CCDになり短時間ではあるものの
撮影できるようになった。

CCDと言えど、ロケ前の機材庫で
黒のバランス調整から始まり
電気調整をしてからの出発が懐かしい。

まぁ、今では考えられないけど、
電気を入れてすぐに撮影できなかった昭和の
時代である。

それから30年が経ち、
片手で持てるカメラへと変わりしかも4K画質。

強いて言えば、
照明もタングステンから高演色のLEDと変わり
撮影現場で、ホワイトバランスを小細工して
撮影するよりも、ノンリニア編集でグレーディング
する時代へとなった。

でも、当時、ホワイトバランスを小細工した
世代には、現代はちょっと物足りない感も否めないが、
色味に関しては8ビット処理が多い収録より
10ビットがグラデーションが滑らかである。

まぁ、賛否あるけど、C-MOSよりCCDかなぁとも思う。

デジタルといえど
同機種のカメラでさえ個体差による
色味の変化があり、完全に合わせるには
それなりの正しいマトリックスの使い方から始まり
ホワイトバランスの正しい取り方が求められる。

昨今は、
ホワイトバランスを、どの紙で取るから始まり、
ただ白をかざせば良いというものではなく、
床、天井など不要な反射を嫌って
白をかざす必要がある事さえ、蔑ろにされている。

時代なんだなぁと、感じつつ
口うるさくならない程度に、説明する口が欲しい
今日この頃である。





1日1悪 ホールにおけるカメラ位置の決め方 お客目線のシンプルな位置

2021-06-05 21:06:53 | 映像

昨今の事情で、観客がホールに入れない事情が多く
ビデオ収録を請負う事が増えました。

予算も潤沢に有れば、有人カメラマンで行きたいところ。

しかし、事情もあり無人カメラが標準になってきた。

と、言っても、ここ20年くらいは、無人君で撮影して編集できちゃうので
コロナであっても、大して焦る事なく、日々、いつものペースで
お仕事をしている感じではあります。

一番、ホールでの撮影で大切なのは、
カメラ位置だと思います。が、、、

私の場合、コンサート、ダンス、舞台でもホール撮影は
客席中央、後方に6台並べて撮影する事が定番である。

しかも、6台と密着させて撮影するので
横並びにしても幅、3メートルも有れば収まるコンパクトさ。

まぁ、暑っ苦しさ満点ではあるが
カメラも小型になったのでと、申すと悪魔だなーと。

でも、確たる理由は、
視点が1箇所からだと、編集後の納品物をお客様が
観た場合、混乱なくスマートに、スーと自然に脳で
処理できるんだなぁーと言うことに尽きるからです。

まぁ、いろんな考え方があるのでしょうが、
私はこのスタンスが一番しっくりきます。

カメラの位置を1箇所に集中させると
撮影していても撮影しやすいって言うことでもあります。

かの「つかこうへい」氏、「蜷川幸雄」氏とも
舞台収録で、取っ組み合いをする程
カメラ位置について激論を交わした事があるのですが、
舞台演出家の視線と、撮影するカメラの位置、視聴者の観やすさ
を、一致させるのが、「撮影監督」の義務であると私は
思ってます。

なんか古い感覚だなーと実感はありますが、
視線集中させて撮ると、手前味噌では有りますが
次回作の舞台やライヴ収録も依頼されるので、
まんざらでもないなぁーと、思ったりしてます。

シンプルが一番