辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

1日1◎  スイッチャー初心者でも安心 R社V160のこの機能は一押し!!

2022-07-01 08:36:59 | 映像

ローランド ビデオ・スイッチャーV-160HD

フラグシップに属する機種で
配信業務で定番の機種である。

自称「一人親方」な弊社
6月下旬にV160とV8を用いた事例を紹介したいと思う。

6月下旬 大阪 難波で1日限りの
ZOOMによりウェビナー会議

会場に80人、遠隔地ZOOMに50人くらいの
参加規模である



当初、会場ではスクリーン1枚の投影であったが
センターと上手の2枚構成で演出してみたいと
要望があり2枚構成に格上げ


単純に同じ画像を出すのではなく、
会場から講師が登壇する際は、センターの
プロジェクターは講師とかぶるので、投影はお休み
上手のみの上映で講師のパワポ を中心に映し出す。

そして、ZOOM配信様には、スクリーン1の画を
常に送り出しているので、投影を消したいときは
物理的にレンズを遮蔽してOFFに!

でも、配信上はV160で切り替えた画が載っている仕組みである。

話は前後するが、

スクリーン1(センター画)はV160を中核に
ビデオカメラ1台
パワポ 4、
動画送出PCが2台 と、いうシンプルな構成

スクリーン2(上手)はV8にて構成
上記のビデオカメラ、パワポ 、動画送出のHDMIソースを
VDAで分配。
V160とV8にそれぞれ入力して
2枚のスクリーンに別々のソースを投影できる
仕組み作りに構成した。

音は、ZOOM参加者とリアル会場の対話もしたいとのことで、
ZOOM PCに、オーディオI/Fを接続して専用のミキサー を接続
会場とのPAミキサー と相互に接続して
会場ミキサー からは定番のZOOMを音声を送るが
ZOOMの音をPCに戻さない、N-1形式で接続して
お互いの会話を成立させる。


会場のオペレーターさんは、
スイッチャーさんも含め
配信機材に触れるのは初めてのお方ばかり

ZOOMには慣れている方はいらっしゃっても
N-1での運用はご存知ないので、
会場とZOOMで会話が成立した時は
歓声が上がる感じのテンションでした。


V160 V8の
便利機能として、PinPを含めた画面構成が
メモリーできる機能が装備されている事

初見で、V160を見た
担当者さんは、
結構、不安そうな面持ちでしたが
「各シーンを記憶させておくので、
メモリーボタン10こを押すだけです」と
説明すると、安心した表情が
今でも忘れることができません。。。

PinPは、レイヤーの上段・下段も関係してくるので
パワポ 、カメラ、講師PCと見せたいソースが
上段に来る様に構成してメモリーボタンへアサイン

ぶっちゃけ、操作も慣れが必要ではあるが
直感的に操作できるのはローランド ならではの
嬉しい操作感である。

手書きの構成表も相まって
アナログ感満載ではあったが
配信トラブルもほとんど無く
無事、エンディングまで駆け抜けました。


スイッチャーと聞くと
複雑だなぁーと思われるが、
便利機能がああれば
初心でも安定した配信ができることが
実証された事例である。

だって、
スイッチャーを初めて触れて
10分レクチャーして、即リハーサルと
本番です。

画面構成は私が組み立てましたが、
もう少し、レクチャーする時間があれば
そこまで説明してもいいなぁーと
感じてます。

本当、便利機能はフル活用で円満配信な
案件でした。