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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

2018-03-12 00:37:19 | goo映画レビュー

原題:『Star Wars: The Last Jedi
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
撮影:スティーヴ・イェドリン
出演:デイジー・リドリー/アダム・ドライバー/オスカー・アイザック/マーク・ハミル
2017年/アメリカ

自信を失った「男たち」と身を捧げる「女たち」について

 実父のハン・ソロを殺害するなどカイロ・レンの暴走を許してしまったことを、かつてレンの師匠だった伝説のジェダイのルーク・スカイウォーカーは後悔し完全に沈黙してしまう。一瞬であるにしろレンを疑ったことが取り返しのつかない事態を招いたことでルークは自信を失ったのであるが、それはカイロ・レンも同じで自分の信念がブレるのである。
 しかしその間に奮闘した人物を挙げるならば爆破スイッチを押して爆撃機と共に自身も巻き込んで命を落とすペイジ・ティコ 、鉱業惑星クレイトに向かって脱出した小型船に対する攻撃を防ぐために一人で操縦して本船でファーストオーダーの船隊に向かってハイパースペースのワープを使って自爆するアミリン・ホルド提督、同様に敵のレーザー兵器を潰そうと自分の乗った機体ごと自爆しようとするフィンを助けるために敢えて妨害するローズ・ティコは命に別状はなかったものの、犠牲になっているのは女性たちなのである。彼女たちの行動は「敵を倒す」ではなく「仲間を救う」という原理に支えられている。
 このようなストーリー展開においてヒロインのレイが、カイロ・レンやルーク・スカイウォーカーとは違う「第三の行動」が取れるのかどうかが続編の見どころになると思う。


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