キュートなバアサンになるために

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『世界にひとつのプレイブック』

2013-03-02 23:11:57 | 映画
公式サイト
 妻に浮気をされ、心を病んでしまい 仕事も家も失ってしまったパットと 夫を事故で亡くし 心のバランスを崩してしまったティファニーが出会う。
お互いあまりよい印象の出会いではなかったが 会うことを禁止されている妻とティファニーが知り合いだったことで 妻と会いたいパットは妻に自分の思いを伝えたくて
ティファニーに手紙を渡して欲しいと頼み、その代りにティファニーに頼まれ、ダンスの大会に出ることになった。
 妻に会いたい一心でレッスンを続けるパット・・・ そしてダンス大会の日、会場にはパットの妻の姿が・・・それを見て動揺するティファニー・・・

 久しぶりに「映画って素晴らしい!」と言える作品に出合いました。

心を病んだパットが戻った両親の家もパットの心をゆったり癒す場所ではありませんでした。 仕事を失った父はアメフトのノミ屋を始めていた。
そして縁起担ぎだと言って試合の最中にパットをそばに置きたがる。 父なりの不器用な愛情表現なのかもしれませんが 心を病んだ息子にその態度は
どう映ったのでしょうか・・・
 おろおろし ふたりの間に入ってくれる母、そして 悪気はないがパットを傷つけてしまう兄・・・
そんなパットもティファニーの過去を聞きだしながらティファニーの心を傷つける態度を取ってしまう・・・

 人間って 傷ついたり傷つけたりしながら それでも生きていかなくてはいけないんですね。

パットが病院で覚えた『より高く』という標語が虚しく響きます。
それでも やっぱり人間は やさし、く愛すべき存在です。

 たまたまなのですが 私の観た映画館のお客さんたち、なぜかとってもノリの良い人たちが集まっていました

 おもしろいシーンでは大声で笑うし、ジーンとくるシーンではあちこちからすすり泣きの声が聞こえました。
こんな観客の中で映画を観られたことも良かったです。
 会場にいるみんなと一緒に映画を楽しめた、と思いました。

 なにはともあれ どんな映画を観ようかな、と思っている方、この映画はなかなかオススメです。

ティファニーを演じたジェニファー・ローレンスさんは 今年のアカデミー賞主演女優賞に輝きました。
本当にステキな女優さんでした。


 
コメント
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