キュートなバアサンになるために

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『ふたたび SWING ME AGAIN』

2010-11-29 20:32:24 | 映画

公式サイト

 今年もあと1ヶ月になってしまいました。

私はそんなにたくさんの映画を観ている方ではありません。
ブログに残さない映画もあるのですがそれでも1年間に観る映画は20本以下だと思います。

 そんな私が言っても説得力はないのですが この映画『ふたたび』は私が今年観た映画の中でお勧め度はかなり上位の方だと思います。

 この映画を観たいと思ったのは まずJAZZ映画だと思ったから。 それと小学生の頃からなぜかファンだった財津一郎さんが出演するから、くらいの軽い気持ちでした。
 でも・・・
観終わったあとジ~ンときました

 神戸に住むJAZZが好きで大学のJAZZ研でトランペットを吹いている大翔(ヒロキ)がある日自宅に戻ると 父と母の様子がおかしかった。 父から打ち明けられた内容は随分昔に亡くなったと聞いていた祖父が実は生きていて入院していたのだが今度50年ぶりに退院を考えているという話だった。
 祖父の病名は「ハンセン病」。 昔は不治の病で感染力が強いと信じられ 隔離されていたというのだ。 祖父は大翔たちの家に来ることを拒否していると聞き、大翔は父とふたりで祖父を迎えに行った。
 頑固で無口な祖父だったが 祖父に大翔が大好きなJAZZのレコードを見せたところ その演奏をしていたのは祖父と仲間たちだった。
 そして、祖父と大翔のふたりで祖父のバンド仲間を訪ねる旅が始まった・・・

 ハンセン病患者を取り巻く歴史、現実など繊細な問題を描きながらも、それだけではなく祖父の力強い生き方、家族の絆、友達の大切さを謳い、JAZZも楽しめるという映画です。
 祖父役の財津一郎さんはもちろん、祖父の恋人役と療養所の看護師の二役を演じているのは韓国の女優MINJIさん、とってもステキでした。
 うれしかったのは ナベサダさんの友情出演。サックスまで演奏してくださってます
 いろいろと考えさせられつつもロードムービーとしても楽しめる映画です。

 観に行ったのが平日の日中という時間帯だったからでしょうか、それともあまり大々的に宣伝されていない地味な作品だからでしょうか、どちらかというと年齢層の高い観客ばかりでした。 でも、いろんな年齢層の人に観ていただきたいオススメの映画です
コメント
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