東京メトロの乗り換えで、こんな広告を見つけました。「宮城は現在も現実に立ち向かう」。医大生・たきいです。
2011年3月9日。現役の大学受験に失敗したことを知り、浪人することを決めた私。その2日後に、東日本大震災は起きました。
当時、一番感じたことは「無力感」。実家は山の上にあるので津波の心配は全くなかったのですが、家の中はすごいことになって、自分のことだけで精一杯。
「どんなに大変な状況になっても人の力になれる生き方がしたい」
やっぱり医学部!と決意を新たにした私は1年間の浪人生活をがんばりました。
あれから7年。当時まだ高校卒業したてだった私も、医学部を卒業し、国試に受かっていれば4月から研修医です。不安もあるし、病棟でもたくさんの「無力感」を感じてしまうのだろうと思います。それでも、折れずに打ち克つ生き方がしたい。
故郷宮城に帰ります。
ーー「宮城っていいよ」と、声を大にして。ーー
案内します。いつでも遊びにいらしてくださいませ。
(何気ない日常の喜びを、これからも書き留めていきたいと思う人)