医大生・たきいです。

医大生的独言。

医大生が教える医学部面接ここだけの話

2014-01-29 23:59:12 | 人気記事

恐ろしい事実。基礎臨床系統講義の「循環」が今日で終了してあとはテストを残すのみとなってしまった。なんてこった。事前に配布されていたレジュメ集が予習課題集という名前だということを昨日知ったくらいだから、何回読んでも新鮮に感じられる循環器疾患でございます。呼吸とか腎臓とかよりは比較的好きなんだけど得意ではない。それにしても循環が終わってしまったというこういう状況の医学部2年生はやはりうちくらいなのでしょうか。そんな循環のテストは、本大学の2次試験と見事にバッティングしているらしいという話を聞いたので、会場がなくてもしや延期になってしまうのではと密かに希望を抱いていたのですが、学事課が別な場所を用意してきて萎え。まぁそういうものか。留学中の写真をたくさん見せていただき、ほとんどそれしか記憶に残っていない授業が2コマあるのですが、そこのとこの範囲が地味に情報量が多くて苛立っているところでございます。医大生・たきいです。


毎年この時期になると、友達と大学受験を振り返る話をしてしまう気がする。それだけ大学受験というのは大きなライフイベントのひとつなのである。バイトのときにしか使わない大学受験の知識は日に日に薄れてゆくという悲しい現実と向き合いながら。

昨今の医学部受験では、ほとんど面接というものが課せられるようである。ヤバい人を排除するためとか、現役生や地元の高校出身者に下駄をはかせるため、とかいろいろ噂の飛び交うものだが、採点基準が明確ではなく、公開もされていないのが怪しまれる原因か。しかしこれまでの医学を発展させてきた人というのは大学当局側が排除したくなるような「ヤバい人」であるかもしれないし、地域医療だってその土地出身の人にしか担えないというエビデンスもなく、大相撲が現代では外国人によって支えられているようにも見えるのと同じように、それを愛する外からやって来た人が地域医療を支えていくシステムだって十分に機能しそうなものだ。面接などせず来る者拒まずのどっしり構えてワシが育ててやる!みたいなカッコいいことを言ってのける大学があってもいいんじゃないかというのが個人的な意見だ。

だからといって、面接なんてどうでもいい!という発言は大学生になってしまえば昔話に過ぎないが、受験生にとっては禁忌であるはずだ。それは、受験生敗北宣言なのだから。面接対策として何ができるかを考えてみたい。

筆者は医学部受験に於いて、英語数学物理化学の筆記試験は常に黄色信号だった気がするが、面接になればなんとかなると思い込んでいたものだ。曲がった性格かもしれないが、大人に可愛がられるのが得意な人間は確実に面接には強い。場馴れしているからだろうか。初めましての大人に対して臆せず話せるタイプの人のことである。

どうして筆者がこういう人間に育ってしまったのかというと、自信を持って話すトレーニングを知らず知らずのうちに積んでいたからではないかと考える。高校の文化祭では、1000人を前にして、他校から可愛い女子高生も来ている中で盛大に滑ったという黒歴史がある。あの経験があるので、それ以上の失敗は決して想像もできない。冷や汗というのは本当に冷たいというのを知った高2の文化祭だったが、あれを乗り越えてかなり成長したようだ。あれから人前で話すのが怖くなくなった。

もうひとつ。自分の言葉に力をこめて話せるようになった。そのおかげで浪人したという噂もあるが、高校時代、小遣いが許す限り友達とカラオケによく遊びに行った。男子校だったのでチャラチャラした感じも皆無で、思い思いに歌っていたものである。うまく歌うためには、歌詞を深く考え、アタマで言葉を理解するだけにとどまってはならず、口に出さねばカラオケは完成しないのだ。そうして数が多すぎてなかなかその名前を覚えきれない顔面筋たちに、力強い言葉の話しかたを覚えこませるのである。さすれば、面接官の心に響く話をできるわけである。青春時代をカラオケで過ごすと、筆記試験は壊滅的になろうとも、医学部面接だけは必ずやうまくいく。


因みに、カラオケに行きすぎて、今やこの腕前である。高校時代によく一緒にカラオケに行っていた男たちで医学部に入ったのは自分だけな気もするので早くも持論が崩れそうなところだが、歌詞を朗読してカラオケするという変態ぶりを見せていた男は現在文京区本郷でご活躍だし、幅広いジャンルの曲をどれも情熱的に歌いこなしていた男は理系の超難関大学に入って合唱で全国1位になったらしい。あれはすごいカラオケルームだった。


すなわち、言いたいことはこれだけ。医学部受験にはカラオケ、である。

…何か物が飛んできそうな前に、少しは有意義なことを言って立ち去ろう。中には、集団討論というものが課される大学がある。某大学のように。同一進学校出身者同士が裏で手を組んでくるあざといパターンも多いのだと聞くし、自分もやらないわけではなかった気もするが(笑)、話し始めのトップバッターを奪うという戦略を取った筆者のような合格者は、同級生たちと話をしていると多いようである。集団面接後の個人面接で面接官に、「君は積極的に話していたね」と言われたのだが、累計時間からすると、他の人に負けていた気がする。しかし、集団討論でトップバッターをつとめた人は面接官の記憶に残りやすく、長く話したように思わせることができるらしい。司会進行役はかってでない方が得策という話を聞いたこともあるが、要はいろいろ戦略はあるということだ。戦略を立てることが大事。そのトレーニングの為には是非将棋を!と話を続けたいところではあるが、今日はこのへんにしておこう。

末筆ながら、本ブログを読むほどお暇な、失礼、余裕のある医学部受験生のみなさまを応援しております。





(気づいたら長文になっていた今日のブログを見て、人の心配より自分の心配をせねばならない現状を思い出した人(笑))






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (タヌキ)
2014-01-30 14:48:12
今日のは笑った。
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タヌキ先輩へ (たきい)
2014-01-30 14:51:10
あざす!笑
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