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医大生・たきいです。

医大生的独言。

医学生の特権?

2017-02-01 21:53:26 | 医大生的生活

飲み会ができる程度の状態に部屋を片付けてみたのですが、気づいたことがあります。この部屋、本棚の数が確実に足りない。住み始めて5年目で、本棚すでに二つもあってその数は十分そうなものなのに。他の人と違ってマンガもそんなに持っていないんですけどね。積読が何割、とか耳の痛い計算を始めるのはやめてくださいね(笑)。医大生・たきいです。




「医学生の特権」だなんて、ありそうでほとんどないのが現実です。ですが本日、入学して以来初めてその「特権」のようなものを感じました。

私は高校生のときにある手術を受けたのですが、どんな手術が行われていたのかその当時からかなり興味があったのです。ぼくの身体はいったいどんな風に。もちろん主治医の先生からは丁寧な説明を当時も受けましたが、医学部志望だった私は、それがどんな手術なのか気になりました。

「自分が受けた手術」を見たことのある人はほとんどいないでしょう。これには先生方のご協力や、一緒に回っている同級生が譲ってくれるというご協力あって、ついに夢が叶いました。この目で見ました、お手伝いしました、おれが受けたオペ。これはある意味、「医学生の特権」と言えるかもしれない。医者になって診療科が決まってしまうと他の科のオペを見る機会なんてそうそうないでしょうからね。なおさら「“医学生の”特権」なわけです。

せっかくの機会なので、解剖から、術式からきちんと予習して臨んだので、あらかじめオペの流れは概ね分かっていたのですが、やはり百聞は一見に如かず。あんなことや、こんなことをされちゃっていただなんて。何も覚えていないから全身麻酔ってすごいです。小学生並の感想ですが本当に。笑

さらにはきちんと勉強していったおかげで、自分が受けた術式と若干異なることも理解できました。わずかながら自分の成長も感じます。

当時苦しんでいた症状は、今やすっかりよくなっています。医学ってすげえな、と小学生並の感想を繰り返さずにはいられない不思議な体験でありました。





(油断していたら始まった口頭試問に誤答したら「グラウンド10周」って言われた人(笑))
レジデントレビュー連載第5回 「医学生がバイトをするということ」本日公開となりました~↓
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