東京大学の都市デザイン研究室で既存の街頭に机などを設置して飲食を楽しめるようにするなどの街づくりの企画を進めているそうです。数年前に始まり、色んな都市を調査してその都市に即したいろんなパターンで企画を進めているよう。中にはカトマンズなどビックリするよう地名もあります。
こういう、利用者目線の下から盛り上がってくる企画って、学生さんらしくて素晴らしいと思うんです。他にも、過疎化が進む商店街に学生が出店してニーズを探りながら店舗運営をし、商店街に活気を取り戻す企画や、地域密着のフードデリバリーを展開したり、色んな大学の若い力で、リスクを取りつつ色んなチャレンジをし、利用者目線の企画が行われているようで、頼もしく思います。
かたや、上から目線、古くから君臨する護送船団のような商店会や商工会目線の加盟金から支出してとりあえず人を集めりゃ良いや的な「なんちゃってコンサル」が大活躍するような企画も随分あります。加盟店だけを対象に食べ歩き、買い歩きをする街コン的な企画も一時期大盛り上がり。でも、コロナもあってか最近全然話を聞きません。しかし、クラウドファンディングやスポンサー企業を募っての目的意識のはっきりした音楽イベントなど地域密着のマニアックな企画はいっぱいあるし、我が街国分寺でも開かれています。
お金をかけて人を集めて売り上げ、街の活性化につなげる。大事なことだと思います。しかし、上から目線でこんな企画やれば人集まるだろ的な企画は例え数回集客しても長続きしないし、利用者からしてみたら、イベントに参加している店もしてない店も関係ないわけで、イベントの最中にサービスを受けられる店があまりに少なかったりするのはおかしいし、別にサービスがなくても人がいっぱい集まれば商店街でお金を落とす人は自然と増えるはず。
商工会やお役人様の上から目線の企画じゃなく、こんな感じなら俺らも行きたいよね。自然と買い物とかしちゃいそうって学生ならではの視点の企画。素晴らしいし、増えて欲しいものです。
http://ud.t.u-tokyo.ac.jp/blog/2021/09/emarf.ja.php