東経大正門前 まんぷく処竹茂食堂親父の小言

母校東経大正門前で学生さん相手の食堂を営んでおります。お店の事、感じたことなどを書いていきます。

LP

2005-06-10 00:23:39 | Weblog
誰でも聞いたことがあるようなクラッシック曲のサビの部分だけを集めたCDが世界的規模で売れているそうである。日本でもオリコンのチャートにも登場しているようだ。
確かに一曲何十分とかかる曲すべては知らなくてもどこかで聞いたことのあるクラッシックのフレーズはかなりあるし曲名が解らなくてイライラすることも多い。そんな時、このCDは便利かもしれないが作曲者はそんな聞かれかたをするとは思ってもいなかっただろう。
私の高校時代までははLPだったからA面、B面の途中から聴くとか、二曲目から聴くなどの作業も難しかったし、聞いている曲名を調べるのにもジャケットとレコードの溝とにらめっこしないと解らなかった。そんな時代はアルバムを初めから最後まで聴くということが当たり前だった。曲の順番はアーチストの指定どおりに聴いていたわけだ。なかにはシングルカットもされていない無名の曲でもお気に入りがでてきたり一曲終わると次の曲のフレーズが自然と頭に浮かんだものだ。何故かB面の二曲目に気に入った曲が多かったように思う。大学時代生まれて初めてCDを買った時、一番最初に感動したことは曲の頭だしが一瞬にしてできることだった。
今は、アルバムを聴くというよりも気に入った曲をピンポイントで購入して聴くといった時代だから当然アーティストもそういったことを意識してアルバムを作っているだろうけどさらに曲のサビだけを集めた聴き方をされる時代が訪れるかもしれない。これも時代の進化か。

免許証

2005-06-05 23:36:09 | Weblog
今日、免許証の更新に行ってきました。私が免許を取った時は即日交付ができる場所がほとんどなく、郵送で10日後なんていうのが普通でしたが今は即日交付が当たり前だし、いちいち代書屋さんで申請書類を作ってもらうこともなくずいぶん便利になったものです。
写真も昔は別に撮影して自分で切って貼り付けたものですがそんな手間も必要ありません。
しかし、あの混み具合は一向に改善されていません。窓口の配列や作業方法を考えれば最初の窓口で並ぶだけで後はスムーズに流れると思うのに各窓口に並ばされてうんざりです。
それにしても、府中だけで平日1000人以上、日曜日で3000人以上の人が更新に来るということですが配られる書籍。強制的に購入させられている訳ですが大ベストセラーですね。ほとんどの人が5分も観たらゴミ箱行きのような気がするのですが....。

クールビズ Ⅱ

2005-06-03 23:59:13 | Weblog
クールビズということで政治家のファッションをニュースで取り上げているが、別に服装のセンスはどうでもいいと思う。かたくなに、ネクタイにスーツ姿を貫いている政治家もいるが全然構わない。
大事なのは、実際にエアコンの設定温度を28℃に設定しエネルギー消費を抑えているあどうかである。これから夏場にかけて冷房の設定温度を遵守しているかどうかが問題なのである。
そういえば、東経大にもエアコンが普及しているようで私の在学中は葵陵会館と図書館、音楽練習室、教授塔ぐらいしか学生の行動範囲にはエアコンがなかったように思うが、今は部室にまでエアコンがあるなんて信じられないことである。当時はスチーム暖房があっただけで夏場の暑さは忍耐しかなかった。でもなんとかなったし、どうしても耐え切れない時は図書館に逃げ込んだものだ。アパートにエアコンがある学生は私の知る限りいなかったので、夏場の図書館はオアシスとして人気があったように思う。
当時は24時間、学内に滞在できたので新聞会に所属していた私は徹夜で活動をしていたものだ。夏場はまだいいのだが、冬場の深夜の寒さは耐えがたいものがあり夜10時ごろにスチームが止まるとなるべく暖気を部屋から逃がさないようにドアの開き閉めにも気を使うのだが早朝には寒さがピークに達して手もかじかんできたものだ。朝6時ごろだろうかボイラーに火が入るとスチーム管がカンカンカンと鳴るその音がどれだけ待ちどおしかったことか?
もしかしてスチーム暖房なんて知らないかな。東経大のボイラー室もなくなったみたいだし。

電柱

2005-06-02 23:55:04 | Weblog
今朝、お店の前に電柱が建ちました。東経大前の地獄坂の電柱が老朽化のため一列全部建て替えるそうです。今まではお向かえにあったのがうちの方へ引越してきました。まだ、電線は引かれてなく柱だけが建っているのですが、そんな電柱を見る機会はそうそうないのでマジマジと見てしまいました。街灯をつけるためか電柱の中に赤い電線が通っているんだなんて初めて知りました。
電柱の穴掘りもサンダーバードのような渦巻き状のドリルで穴を掘ったのですが、興味深くまるで小学生の子供のように見入ってしまいました。それにしてもあのドリルや電柱を穴に入れるときのクレーンを操縦する人の技術。数センチ単位で動かす技の凄さには脱帽しました。
そういえば私が子供の頃は表面にコールタールかなんかを塗った木の電柱がいっぱいあったのですが街中では見かけなくなってしまいました。そのうち電線も電話線も全部地下に潜ってすっきりとした空間が広がる街ができるのでしょう。コンクリート製の電柱も珍しくなる日がやってくるかもしれません。
工事中、女将と電柱工事と店の解体工事を勘違いして6月いっぱいの営業でなく5月いっぱいの営業だったのかと思う人もいるだろうね。と話をしていたのですが、いました。かおりちゃん、夕方店に来て「綾部さん、今日店壊してたんじゃないですか?お店いつまでやるんですか?」ってあんた明日バイトに入ってるでしょ。

フレキャン

2005-06-01 23:54:00 | Weblog
昨日、今日と体育会のフレッシュマンキャンプが実施されたようで大学も竹茂食堂も人影が少なく寂しい限りだった。私は在学中、新聞会という学生団体に所属していたため文・体のフレキャンに二回ずつ計4回も招待されてしまった。
文化会はかなり自由な雰囲気だったが体育会はどちらかというと軍隊に近い部分があった。たとえば食事をしようと食堂に行くとすでに百人以上の体育会のフレッシュマンが食事をしているのだが、私が歩くのに合わせてウエーブのように順番に立ち上がって「こんにちは、失礼します」と挨拶をするのである。そして、配膳の列に並ぶと「失礼します。○○部一年○○です。私がお食事をお運びいたします。」とトレーを無理やり奪い取るのだ。拒否しようものなら泣きそうな顔で幹部の方に自分が怒られますのでお願いします。と哀願するのである。しぶしぶトレーを渡すと別の人間が「先輩、こちらへどうぞ」と席へ案内する。そこには、他の来賓や幹部が勢ぞろいで後ろにはお茶を入れたりサービス係りの人間が直立不動で待機しているのだ。軍隊というよりその筋の雰囲気すらした。幹部のひとりが「食事がくるまで暇だな。花火でもあがらないかな」と言うと直立不動だったフレッシュマンが突然人間花火である。食堂で芸だしをさせるのだから迷惑な話である。
ただ、そんなギリギリ追い詰められた状態で過ごすことにより下級生同士の連帯感が芽生えていたように思う。文化会は極限まで追い詰めて洗脳するといった感じではなかったが和気藹々とやっていたように思う。
今のフレキャンがどんなものかは知らないけれどもサークルの枠を越えた仲間を一人でも多く作れれば素晴らしいことだと思う。