「おいおい船で宇宙船と戦うのかよ。」予告編を観てまずそう思った。
そういや陸軍も空軍もしょっちゅう戦ってるけど、海軍ってないかも。機動性のない艦船で大海原で隠れる場所もなくいかに空飛んでる宇宙船とバトルするのか、それが一番の興味だったのだけど、なかなかうまく理屈付けしてあったと思う。
尖兵部隊で通信手段も失ったのだから、宇宙人のあの行動原理は分かるのだけど、その分圧倒的なワルモノには見えない。そもそも最初に攻撃したのは駆逐艦だし、あのグルグルボールも激しく攻撃性の認められるものだけ破壊してただけみたい。つまり人間の方が悪いっていう感じもかなりしないでもない。勝手に友好求めて宇宙に通信しといて、来たら来たで一瞬で侵略者扱いして大騒ぎって、人間の身勝手さ自体がある意味この映画の楽しみ方なのかも。
アメリカ、日本の因縁の地であるパールハーバーで、これまた因縁の「BATTLE SHIP」で戦うという、ある意味その手の右側な人が観たら血圧上がっちゃう映画を、全くのエンターテイメントとして面白おかしく爽快に仕立てあげたところが、ユニバーサル100周年の気概が感じられました。映画ってこういうもんだろうよ!っていう確固たる自信。真の(バカ)エンターティメント映画が観られた気がします。面白いです。
浅野忠信は準主役ですよ。こんなに日本人が活躍する映画は初めてかもね。
テイラー・キッチュはオーラが薄いですけど心配。
リアーナがキュートでした。
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