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高槻成紀のホームページ

「晴行雨筆」の日々から生まれるもの

プロフィール

2016-05-01 20:25:36 | プロフィール
高槻成紀(たかつきせいき)

1949年鳥取県出身。1978年東北大学大学院理学研究科修了、理学博士。東北大学助手、東京大学助教授(1994-2007)、教授(2007)、麻布大学教授(2007-2015)を歴任。現在は麻布大学いのちの博物館上席学芸員。専攻は野生動物保全生態学。ニホンジカの生態学研究を長く続け、シカと植物群落の関係を解明してきた。最近では里山の動物、都市緑地の動物なども調べている、一方、スリランカのアジアゾウ、モンゴルのモウコガゼル、タヒ(野生馬)、モンゴル草原の生物多様性などの研究もした。著書に「北に生きるシカたち」(どうぶつ社)、「野生動物と共存できるか」「動物を守りたい君へ」(岩波ジュニア新書)、「シカの生態誌」(東大出版会)、「唱歌「ふるさと」の生態学(ヤマケイ新書)」、「タヌキ学入門」などがある。


このブログで研究のことを少しずつ紹介していきます。
ブログの内容は以下のとおりで、右下にある「カテゴリー」に対応します。
研究の概要:おもに時間経過的に内容を紹介します。
研究内容の紹介:動物の種類や地域に分けて内容を説明します。
業績:論文、単行本、報告などカテゴリーごとにリストします。


2016年1月1日

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15 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (早瀬結美)
2023-11-20 09:16:27
初めまして。
鳥取県境港市に住む60代の動物好きの主婦です。犬を飼っており、WWFの会員です。
特に大型哺乳類が好きで、今年の春、友人の誘いで鳥取市であった日本オオカミ教会鳥取県支部のオオカミフォーラムに参加させてもらったことがきっかけでこちらの会員に加わらせてもらいました。(現在、鳥取県は6人ほど?)
現在、オオカミについての偏見をなくし理解を深めるために、来年3月末に米子市美術館で展示予定してるオオカミパネル展の準備を始めているところです。

少し前に、偶然テレビニュースで、中学校の国語の授業の様子が映され、その題材文が東京書籍の教科書に載ってた「オオカミの目」から高槻さんのことを知り、鳥取県出身ということで親近感を感じさせてもらい、もっと動物のことを詳しく書かれた本を読みたいと、先日、「動物愛護を考えよう」の3冊シリーズと、岩波ジュニア新書の動物についての3冊シリーズを読ませてもらいました。
今年の最新版は、今毎日のようにニュースで取り上げられているクマの被害のことについても書かれており、興味深く読ませてもらいました。
何年か前に島根県の匹見町とWWF共同の「クマと人との共存を考える」というワークショップが地元であり、誰でも参加して考える機会を持てるということで、泊まりがけで参加した事があります。

日本オオカミ協会の最終目標は、アメリカのイエローストーン公園の成功例のような、日本へのオオカミ再導入です。
私もそれがどこまで可能かどうかまだわからないところもありますが、春の鳥取市でのフォーラムでは、私のようにオオカミ好きだけでなく、シカの被害に困っている林業や農業関係者や、森や海を含む環境全体を考える人達で、予想を超えたいろんな方が話を聞きに来られました。

高槻さんの日本へのオオカミ導入意見についても聞きたいと思いました。
理想ですが、故郷の鳥取帰郷も兼ねて、小学生高学年からの子供から大人の方に向けての動物についてのお話が聞ければ素晴らしいなぁと、夢見ている次第です。

いきなりの長文、失礼いたしました。
シカ対策でもオオカミについての意見が聞ければ幸いです。

早瀬結美
3分前
昨日、ホームページにコメント送りましたが、IDやパスワードがエラーになって届いてないような気がするので、こちらからはどうなのかな?と思って送ってみます。
届きますでしょうか🙏
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お返事、リカさんへ (高槻)
2014-12-30 12:14:33
ご連絡ありがとう。若い人が生態系に興味をもってくれることはすばらしいことです。でもその実現のために獣医さんになるというのは、よくあるパターンですが、ちょっと違うというのが私の考えです。このことをテーマにした本を同じ岩波ジュニア新書で書きました。「動物を守りたい君へ」という書名です。ぜひこれを読んだ上で、もう一度お便りをくれると、もう少しつっこんだ話ができると思います。
返信する
はじめまして (リカ)
2014-12-23 00:32:43
私は宮城県に住む高校2年生です。
中学2年生で生態系について学んだとき、地球の中で保たれている、全ての生物により作られる絶妙で神秘的な生態系バランスに感動し、生態系について深く興味を持つようになりました。
小学生のときから動物関係の職につきたいと思っていたのですが、そのとき、野生動物を保護し、生態系を維持することで人間と野生動物が共存できる社会を作ることはできないだろうかと考えるようになりました。
そしてそんな時、高槻さんの『野生動物と共存できるか』という本を見つけました。まだ読み終わってはないのですが、高槻さんに興味を持ちこのサイトを見つけました。

私の将来の夢は先ほども書いたように人間と野生動物が共存できる社会を作っていくことです。
まだ詳しく調べてはいないのですがWWFのように実際に野生動物のいる場所に趣き、直接的に生態系保全を行う活動に携わりたいと思っています。
しかし、その場合、獣医学科で学び獣医師免許を持ち、傷ついた野生動物を保護できるという利点と応用生物学科で学んだという利点とではどちらの方がどのように生態系保全を行うにあたってより実用的な知識を身につけられるのでしょうか?

もしかしたらとても馬鹿げた質問をしているかもしれません。
ですが、答えてくだされば恐縮です。お願いいたします。
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Unknown (赤穂)
2014-09-14 18:51:32
ご連絡頂き、ありがとうございます。
御礼が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。
アドバイスを頂き、ありがとうございます。
北アメリカの大学を詳しく調べてみようと思います。

又、海外進学に関して、さらに詳しいお話を伺うことができればと思っているのですが、もしよろしければ、先生と直接お会いし、お話を伺うことは可能でしょうか?

具体的には以下のようなことをお伺いできればと思っております。進学する場合、基礎知識のない中、いきなり大学院のレベルではついていけないのではないかと思い、できれば1~2年の短期大学(又は短期コース)に進みたいと考えているのですが、そのような大学はあるのか又、院ではなく学部に進んだ場合その後の就職はどのようになるのか、一口に野生動物と言っても様々な学問がある中で、どのような学問が適切なのか(wild life conservationなどは生物学がベースになっているのではないかというが印象があり、現在社会学の側面から環境問題について学んでいるので、ついていけないのではないかという不安もあります。)などについてです。
私の大学には野生動物を専門とする先生がいない為、専門とされている先生のアドバイスを伺うことができれば幸いです。
お忙しい中、大変申し訳ありません。
ご検討いただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。
赤穂

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お返事 (高槻)
2014-06-04 22:31:25
赤穂様
 このサイトにコメントはほとんどないので、チェックを怠っており失礼しました。
 ICUに入学されたのですね。すばらしい大学だと思います。留学されるのはよい考えだと思います。野生動物の研究は北アメリカがいいと思います。西部の州にはよい大学があると思いますが、私はColorado State Universityにしかいなかったので、ほかの大学はよくわかりません。たぶん多くの大学によい野生動物の学部があると思います。Montana, Utah, Washington, Calif. などの州立大学はみな充実しているはずですし、自然もすばらしいです。
 急いで日本のNPOなどで働くより、可能であれば北アメリカで勉強されるのがよいと思います。
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Unknown (赤穂優季)
2014-05-11 17:05:36
高槻先生
こんにちは。
以前高校生の時に連絡させていただいた赤穂と申します。コメント欄の一番上に私のコメントが残っており、とても懐かしく感じました。お礼が遅くなり、大変恐縮ですが、改めて御礼申し上げます。
あれからいろいろと大学を探した結果、なかなか私の学びたいことができる大学がみつからず、最終的に視野を広く持ち、様々な視点から環境問題を考えようと思い、リベラルアーツ教育を行っている国際基督教大学に入学しました。現在は学部3年生となり、充実した大学生活を送っています。
前置きが長くなりましたが、大学3年生になり、将来の進路を考えるにあたって先生にご相談させていただきたいことがあり、再び連絡させていただきました。
〇将来の選択肢の一つとして海外の大学院留学を考えているのですが、海外の大学院で野生動物保護に力を入れている大学やおすすめの大学などありましたら教えていただけると幸いです。
又、大学で学んでいく中で人や社会へのアプローチから野生動物や環境について考え、解決方法を探したいと思い、現在社会学の視点から環境問題を学んでいるのですが、海外の大学でWild life conservationというと、一般的に生物学や生態学等の視点から学ぶということになるのでしょうか?
そのような場合、大学で専門的に学んでいない私についていくことができるのか、又入試の時点で影響があるのか等も教えていただけると幸いです。

〇又、他の選択肢として環境系のNPO/NGOに進む・一般企業の就職活動をし、その後NPO/NGOなどに進むという選択肢も考えています。
NPO/NGOなどへの就職や野生動物保護に関するその他の進路選択肢等もあればアドバイスいただけると幸いです。

長々と大変申し訳ありません。

よろしくお願いいたします。

赤穂
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Unknown (高槻)
2014-03-16 20:05:25
山形元保様
 高槻です。よく覚えています。なつかしいですね。10年ほど前に父が亡くなり、母が一人で暮らしていたので、引き取って今はこちらにいます。そういうこともあって米子に帰ることはなかなかなくなりました。私的な話題になりました。takatuki@azabu-u.ac.jpに連絡くれますか。
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Unknown (高槻)
2014-03-16 20:02:10
ゾウについての質問 (M.T)

 この質問は私が答えるのにはあまりふさわしくありません。井の頭に聞いてもらうのが一番です。死亡事故については不確かな情報が流れているとのことです。
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Unknown (高槻)
2014-03-16 19:59:00
Unknown (M.H)様
 お返事がたいへん遅くなり失礼しました。連絡をもらったのが去年の6月なので、もう受験されたかもしれません。申し訳ありませんでした。私はあと1年で退官なので君が入学しても、研究室に入室する3年生のときにはいません。でも研究室はつづくので、生態学なら野生動物学研究室がいいでしょう。ほかにも3つくらい関連の研究室があります。ふつうのときでも来てもらえば対応します。重ねて遅くなったことをお詫びします。
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Unknown (高槻)
2014-03-16 19:53:40
unknown, 2013,3/20へ

お返事がたいへん遅くなり、失礼しました。「シカの生態誌」をよんでもらえたなら、具体的なことが書いてあるので、参考になると思います。北条鹿島というのは伊予鹿島と同じですか?そこなら調査に行きました。なかなかおもしろかったです。私がみたときは「破壊」ということはなかったです。訪問して写真を撮影して送ってくれると参考になるアドバイスができるかもしれません。takatuki@azabu-u.ac.jp
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ゾウについての質問 (M.T)
2013-07-10 17:16:27
はじめまして。突然すみません。
私は東京の学校に通っている17歳です。
私は今学校で、東京の武蔵野市にある井の頭自然文化園のゾウのはな子についていろいろ調べさせていただいています。
そのリサーチの中でゾウのはな子が2度人を踏み潰してしまった事件について、当時の新聞等をできる限りすべて集めて記事の比較をしてみました。すると記事によってだいぶ記述が違うことに気づき、その新聞の言っているゾウの生態や習性が本当なのか知りたいと思い投稿させていただきました。
質問は、
・ゾウの発情期はいつか
・ゾウの12歳はまだ子供か
・ゾウは倒れたものを踏む習性がある、低いものに足をかけたり、けったりするくせ がある・・・・。ということが記事に書いてったが本当にそういう習性があるのか
・春でいくぶん気が立っていた。と書いてあったが、春になると本当に気がたってしまうのか
の4つです。
もしわかるようであれば1つでも教えていただければ幸いです。

お忙しいところすみません。お返事お待ちしております。
                             
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Unknown (M.H)
2013-06-09 22:10:43
はじめまして。今高校三年生です。
私は将来高槻成紀先生のような、野生動物の保全などフィールドに出て実際に動物とふれあえる仕事がしたいと思っています。また、ある本がきっかけで動物行動学にとても興味が湧き学びたいと思っています。
そのように思っている中、麻布大学を調べたところ、先生のいらっしゃる野生動物学研究室や動物行動管理学研究室があることを知りました。今思っている自分の将来と照らし合わせても当てはまるものが多く、とても興味があるので今第一志望に麻布の動物応用科学科を考えています。
しかし野生動物の保全に携わっている色々な方を調べると大学は農学部や理学部卒業の方もいました。直接関係のある学部でなくてもこの分野の仕事はできるものなのでしょうか
?また、もしできるのであれば実際どこの大学なら可能性があるのか教えて頂けるとありがたいです。
そして今まで麻布大学の動物応用学科を卒業なさった方達はどのような仕事をしているのか知りたいです。
一度大学の方も見学に行きたいと思ってるのですが、オープンキャンパスでない日でも研究室など見学することは可能でしょうか。

お忙しいところ申し訳ありませんが返信頂けるとありがたいです。
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はじめまして (Unknown)
2013-03-30 23:38:54
はじめまして。愛媛で大学生をしている、春から3回生の者です。私は今シカの生態に興味を持っていて、先日図書館で借りた「シカの生態誌」を読み、高槻先生を知り今回コメントをさせていただきます。愛媛にある北条鹿島という島をご存知でしょうか? 鹿島は金華山島と同じように、狭く閉鎖的な空間に鹿が生息し、植生が破壊されていることが問題となっています。4回生ではシカの生態や、この島との関係を調査したいと思っています。しかし、哺乳類を専門とされている教授の方が少なく、研究といってもどのような題材を取り扱うかや、どんな調査を行うかというものがまったくわからないのが私の現状です。今年1年で植生の調査をしようとは思っているのですが、シカを研究するにあたって、すみませんがアドバイスを頂けたらと思っています。
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お返事 (高槻成紀)
2011-05-10 22:20:46
赤穂さん
 ご連絡ありがとうございました。長野県に調査にいっており、お返事がおくれました。
 あなたのめざすところは国立大学ではあまりありません。生物学と保全活動は重なってもいますが、基本的に違うものです。国立大学ではやはり学問としての生物学を重視していますし、それが正しいスタンスでもあります。でも東大農学部には保全生態学の研究室があります。私学では麻布大、東京農大、日大などにあります。獣医は保全とは非常に遠い距離にあり、なんといってもペットが対象で、野生動物はほとんどできませんし、国家試験のためきわめてきびしい、余裕のない学生生活を覚悟しないといけません。
 私が書いた「野生動物と共存できるか」(岩波ジュニア新書)もよくよんでください。
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野生動物への二つの視点を読んで (赤穂優季)
2011-05-08 16:14:47
はじめまして。高校3年の赤穂と申します。
先生の書かれた野生動物への2つの視点を読み、とても興味深く感じました。
今私は進路のことで悩んでいるのでアドバイスをいただきたいと思い、メールさせていただきます。私は幼い頃から動物が好きでした。小学生の時、WWFを知り野生動物たちが人間のせいで絶滅している事を知り、将来は野生動物を助ける仕事に就きたいと思っていました。しかし、高校生になり、だんだんと現実を知るにつれて、自分がどのように役に立てるのか分からなくなってしまいました。いろんな動物関係の大学に行き、教授の方や野生動物に携わっている方にお話をうかがい、野生動物を助けるという仕事はない、日本で野生動物をやっている大学は少ないという事実を知り、自分がいかに無知だったかということを思い知りました。就職の事を考えると、獣医学科がいいのかなと思いますが、動物一固体を助けるのではなく先生のおっしゃるように自然や人との関係などを含めた事を学びたいと思っています。広くとらえると入り口はいろいろあって、生物系、畜産系、環境系、海洋系、どれも自然と人というテーマと深くかかわっている分野だと思います。どの学科に入ってもあまり違いはないのでしょうか?動物たちや人との関係などを学ぶためにはどの学科に進むのがよいのでしょうか?アドバイスをいただけるとうれしいです。
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