太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

空振りのちヒット

2022-07-26 17:08:23 | 日記
 日々タラコや一般色キハ40の動向をチェックしていますが、ここ数日は2両の一般色、タラコ(1758)、宗谷色がことごとく石北本線の運用に入っていて、根室本線滝川口に入って来る気配がありません。そんな中、やっとタラコ(1749)が滝川口に入ったという情報をキャッチ。かなやま湖のラベンダーも見頃のはずなので、ここはタラコとラベンダーのコラボをゲットしたいと、昨日(25日)行ってきました。


 自分の見立てではこの2471Dにタラコが入ると思っていたのですが、やって来たのはまさかの白(JR北海道色)。「うそ~~~ん!orz」とテンションだだ下がり。今までもたまにあったのですが、このパターンは今朝の921Dで旭川に戻ってしまった可能性が高いです。


 それでもせっかく4時起きして来たんだし、キハ40自体がそう長くはない事を考えるとラベンダーとの絡みは撮っておいた方がいいので、気を取り直してかなやま湖のラベンダー畑へ。


 夏のこの時期なのですでにトップライト気味ですが、車体側面には陽が当たらないので、この時間なら白の方が正解かもしれません。
 また、ここで隣で撮影していた人と話したんですが、彼は昨日も撮影に来ていて、昨日は送り込み回送&東鹿越始発がタラコだったと言います。コレは自分の見立て通り。ただ、夕方の東鹿越往復もタラコだったと言うのです。これはいつものパターンと違います。それと、彼が近くにいた別の人から聞いた情報によると、今日は15時前後の東鹿越往復にタラコが入るとの事。すっかりタラコは旭川に戻ってしまったと思っていた自分は「今日はもう帰ろうかな…」と思っていたのですが、これは残る価値がありそうです。


 ホントに15時前後にタラコが入るなら10:48富良野着の2475Dに入るはずなので、それを確認する意味も込めて富良野~島ノ下信号場のポイントへ。ココは先日の団臨の時に最初に考えていたものの、先客が多くいたので回避した踏切。到着してしばらくすると、先程の彼もやって来た。先程撮影した2478Dを先回りしていたのでケツ撃ちで撮影。30分ほどで2475Dがやって来るけど、直線のみの単調なアングルなので「自分はあっち(画面奥の国道のオーバーパスの下)で撮ります」と告げると、彼はそのポイントを知らないみたいだったので「行ってみます?」とお誘いするとついてきました。


 現場に到着して線路を見るや「凄くイイ場所じゃないですか! 今まで上の道路から撮った事はあるんですが、車通りが多いうえに歩道が反対側にしか無くて怖かったんですよ。下から撮れるなんて知らなかったなぁ」と、痛く感激した様子。そしてやって来た2475Dはホントにタラコでした。濃い緑にタラコが映えるー!


 今朝一発目は直線区間では車体側面が完全に陰になってしまいましたが、この時間なら陽が当たるんじゃないかと思ってこちらに移動してきました。それはまぁまぁ当たっていましたが、今度はアタマを振ってからのこちらサイドが陰になってしまいました。でもまぁ夏の強い日差しが感じられて、これはこれでいいんじゃないでしょうか?


 ケツ撃ちでは線路際の草花の種子のようなものが風圧で大量に巻き上げられてスゴイ事に。ピントも若干それに引っ張られてます(^_^;
 コレで2477D~2482Dがタラコなのは確定しましたが、まだ5時間近くもあります。どうしたもんか悩んでいたら、彼が「昨日、すぐ近くのふらのワインハウスの丘からラベンダー越しに富良野線が撮れるポイントを発見したんですよ。今からだったらノロッコの往復と普通列車の3本が撮れるんで、それ撮ってからかなやま湖に行くつもりです」と言うので、今度は自分が案内してもらった。


 1本目のノロッコ。背後に富良野盆地の田畑や建物が広がるので、それらをどう処理するのか悩むが、3回チャンスがあるので少しづつ画角を変えて撮ってみた。まずは無駄なものを極力排除した切り詰め画角。陽炎で列車がゆらゆらしちゃってるのが残念だけど、背後の国道にクルマが1台も無かったのはラッキー。また、有名なファーム富田のように観光客が画面に入ってしまう事が無いのもイイ。ラベンダーの色づきがもう少し欲しかったところだけど、お手軽ポイントなので贅沢は言えないな。


 2本目は普通列車。少し画角を広げてみた。


 3本目は折り返しのノロッコ。さらに広めな画角で。今日は富良野線の撮影は全く想定してなかったので、教えてくれた彼に感謝。彼もまた自分が教えてあげたポイントに喜んでいたし、お互いに教え教えられwin-winの楽しい撮影でした。こうやって初対面の人でもすぐに打ち解けて、情報を共有したり一緒に撮影出来たりするのが鉄ちゃんのいい所ですよね。そういえば知り合いのカメラマンが昔、彼女とドライブ中、有名な撮影ポイントに人だかりができているのを見つけてクルマを止め、「何が来るんですか?」と聞いたら「●×があと〇分ほどで来ますよ」と教えられたので、クルマに積んでいたカメラでちゃっかりゲットした事があったそうです。撮影後、彼女が「さっきの人、知り合いだったの?」と聞くので「いや、今日初めて会った知らない人だよ」と答えるとビックリしていたそうです。赤の他人にいきなり話しかけて仲間に混ざるなんて事が信じられなかったようですが、鉄ちゃんなら普通の事ですよね?(笑)


 「では後ほど」と彼とは別れ、昼食を食べた後は幾寅駅に行ってみた。そう、映画「ぽっぽや」のロケ地です。


 正式な駅名は幾寅駅ですが、もう誰がどう見ても幌舞駅です。


 駅舎内は「ぽっぽや」の展示スペースとなっています。映画の中の健さんと言えば、やっぱり右の冬用コートの印象ですよね。


 健さんが執務していた出札口。ココに座っていたんですねぇ。


 キハ10系風に改造されたキハ40 764が車体を切断されて保存されている。


 車内も見学できる。当然だけど、バス窓は外側だけの改造。


 幾寅駅はずいぶん前にも来たことがあるけど、駅前や駅舎内の雰囲気は変わっていません。変わってしまったのは列車が来なくなってしまった事。そしてこのまま、路線廃止の時を待つことに…


 かなやま湖に戻る際に見た休止区間。前方のアレは何だ! 山が崩れてきて、そのまま森になっちゃったの?! 悲しい光景です。


 朝は10人いるかいないかぐらいだったけど、皆さんタラコが来るのを知っているのか、20人ほどが集結していた。当然全員がラベンダー越しにカメラを構えます。しか~し、頭上には大きな雲があって手前のラベンダー畑だけが陰になっています。みんなの願いもむなしく、陽が当たる向こう岸をタラコが通過。見事に撃沈。しかもその30秒後にラベンダー畑にも陽が当たるという「撮り鉄あるある」が炸裂。コレが決まっていたら返しは金山ダムに行こうかと思っていたけど、居残り決定です。


 東鹿越で8分停車して折り返してくる列車を待つ。するとまたもやラベンダー畑に陰が。向こう岸はずっと晴れているのにぃぃぃ。「やっぱり今日はダメか…」と誰もが諦めかけた瞬間、覗いているファインダーの中のラベンダーが少しづつ明るくなっていく。「よし!そのままそのまま。タラコまだ来ないで!もうちょい明るくなって!」ビデオを撮っている人もいるので誰もが声を発しませんが、誰もが心の中でそう叫んでいたはず。そしてタラコ通過。完全に雲が切れたわけではなくて若干の薄雲がかかった状態ではあるけど、最悪の状態は免れた。この画像はタラコとラベンダーのバランスが崩れない程度に明るめに補正し、不自然にならないギリギリまで彩度を上げた画像。こうして見るとやっぱり手前と奥では光の条件が違うのが分かりますよね。


 こちら側の鉄橋にはず~っと雲がかかっていたので先程はカメラも向けなかったけど、若干条件が良くなっていたので、ひとつ上のラベンダー畑にダッシュで移動してもう1カット。こうして見ると、先日の団臨のヘッドマークはココからの風景に背後に芦別岳を組み合わせたものだというのが分かる。


 ほらね。

 実は今日はこうやって20人ほどの鉄ちゃんがカメラを構える横で、2組のカップルがウェディングフォトを撮影していた。鉄ちゃんの中には一人で複数台のカメラを使う人もいるので、30台ほどのカメラが一斉に連写される光景を見て、そのカメラマンさんが思わず「すげぇな…」とつぶやいていた。鉄ちゃんの趣味にかける情熱はスゴイのですよ。
 というワケで、第1打席は空振りに終わったものの、最終的にはホームランとまでは行かなかったけどヒットは打てたかな、という一日でした。
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