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各種がんを「免疫チャックポイント阻害薬」が征圧する

2019年05月30日 | 医療
免疫チェックポイント阻害薬、肺がん、腎細胞がん、胃がんなどに広く効果が

 ☆1928年に発見されたぺニシリン
 ☆多くの抗生物質の基礎として世紀をまたぎ進化を続け、感染症から命を救い続けている
 ☆免疫チェックポイント阻害薬もこうした存在になれるのか、土台作りが始まった^

医薬品の使い方変えた阻害薬
 ☆免疫チェックポイント阻害薬「オブジーボ」
 *国内患者数3千人程度の希少がん「悪性黒色腫」の治療薬としてスタートした
 *肺がんの約80%を占める「非小細胞肺がん」の適応が追加され、対象患者は数万人規模へ拡大
 *その後も「腎細胞がん」「ホジキンリンパ腫」「頭頸部がん」「胃がん」「悪性胸膜皮腫」等
 *1年に2つものペースで効能が追加されている
 ☆他企業も免疫チェックポイント阻害薬を発売
 *オプジーボを含め6製品が承認され、各社が使えるがん種の拡大を目指している
 ☆2番目に登場したMSDの「キイトルーダ」
 *オブジーボにはないユニークな適応を加えた
 *血液がんを除く「固形がん」全般が対象になった
 (傷ついたDNAを修復する機能が低下しているという特殊な条件下)
 *日本ではがんの種類ごとに治験を行い、適応を取得するのが通例
 *検査が陽性であれば、がん種を問わず横断的に使えるようになった
 ☆免疫チェックポイント阻害薬
 *「医薬品の使い方」そのものにも、変革をもたらした
免疫チェックポイント阻害薬のメカニズム
 ☆がんは免疫細胞から逃れるために「PD‐L1」というタンパク質を出す
 *「PD‐L1」が、免疫細胞側の「PD-1」と結合して免疫にブレーキをかける
 ☆「PD-1」をブロックするのが、オプジーボやキイトルーダの抗PD-1抗体
 ☆PD-L1を標的とする薬剤もある
 *独メルクセローノ/米ファイザーの「バベンチオ」等
 *多種多様ながんに効く可能性をもつ
 ☆「PD-1」は、がんにおけるペニシリン
「併用療法」の目覚ましい成果
 ☆免疫チェックポイント阻害薬で、企業が取り組んでいる内容
 *別の治療薬との「併用療法」の開発
 ☆効果のある患者が20~30%といわれる免疫チェックポイント阻害薬
 *効果の「増強」を狙う目的で、世界で1千件を超える数の研究が行われている盛況ぶりだ
 ☆キイトルーダを世界で展開する米メルクも併用開発を急いでいる
 *「非小細胞肺がん」に対する抗がん剤との併用療法の承認を取得
 *エーザイと提携し、同社の抗がん剤「レンビマ」との併用療法の開発に力を入れる
 *エーザイの内藤CEOも、併用療法の実用化に向けた意気込んでいる
免疫チェックポイント阻害薬と放射線治療との組み合わせ
 ☆放射線治療後に、がん細胞で免疫が増強される可能性に目をつける
 *免疫チェックポィント阻害薬を投与し、効果の増強を図る内容
 ☆免疫チェックポイント阻害薬を展開する日本企業が少ないという課題もある
 ☆小野薬品こそオプジーボの製品化に関わったが
 *提携する米ブリストルのがん領域での豊富な経験があって出来た事
 ☆本庶氏の研究をもとに、日本でその「種」を得たがん免疫療法
 *「がん征圧」に向けた研究進展に期待がかかる
 *日本企業が今後、どこまで寄与できるかも注目される
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
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詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『THEMIS5月号』


免疫チェックポイント阻害薬、肺がん、腎細胞がん、胃がんなどに広く効果が
(『THEMIS5月号』記事より画像引用)


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