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日本の不可解な「円高サイクル」

2018年02月23日 | 投資情報
「金利差モデル」の崩壊

2月始まった主要国株式市場の大幅調整(震源地は米国の債券市場)
 ☆米国長期金利、今年から上昇ピッチを強め、3%台をうかがう展開をみせた
 ☆投資家に嫌気され、株価の下落につながったとされている
 ☆長期金利の上昇と株価の下落の同時進行は、日本のバブルが崩壊の時も起こっている
為替レートが円高ドル安で推移
 ☆ドル円レートは日米金利差で決まるといわれ、米国金利の上昇はドル高要因のはず
 ☆日米金利差でみれば、円安ドル高が加速していてもおかしくない状況(金利差モデルは崩壊)
円高要因とドル安要因
 ☆日米の金融政策を「マネタリーベース」という「量的指標」でみてみる
 ☆日本のマネタリーベースは、季節調整済前月比年率換算で-4%と量的緩和のペース落ちる
 (日本でマネタリーベースが予想外に減少)
 ☆米国のマネタリーベースは、季節調整済前月比年率換算で+0.5%と底堅く推移している
 (米国でマネタリーベースが予想外に拡大)
 ☆日本の現在のマネタリーベース減少が円高要因
 ☆マネタリーベースでみたこれら日米の金融政策(日本で減少、米国で横ばい)
 (為替レートには円高バイアスがかかりやすい展開が続く)
マネタリーベースとは、
 ☆現金の通貨と民間の金融機関が中央銀行に預けた金銭の合計
 (現金通貨とは、日本銀行券と日本の硬貨の合計)
 (中央銀行預け金は、金融機関が保有している日銀当座預金残高)
実際のドル円レートの動きを購買力平価との対比
 ☆ドル円レートの購買力平価をみると、1ドル=95円程度(実勢相場は1ドル=109円)
 ☆1月末時点で、実際のドル円レートは購買力平価対比で約15%弱の円安水準
 ☆ドル円レートのサイクルでいえば、「円高サイクル」が始まりつつある
米国FRBの金融政策どちらに転んでも円高に…
 ☆金融引き締めが更に実施される場合、「リスクオフ」による円高リスクが高まる懸念
 ☆為替市場では、日本円、ないしは、スイスフランが買われる可能性が高い
円高を食い止めることができるのは、日銀しかいない
 ☆円高回避の肝は、「量的緩和の限界論を打破する新たな量的緩和の枠組みの構築」
 ☆日銀はその「量的緩和限界論」に対する有効な反撃を行っていない
 ☆日本経済は不安定な為替レートに身を任せるしかない
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
投資は、自己責任、自己判断、自己満足で
出典 Yahoo!ニュース(安達 誠司エコノミスト)






日本の不可解な「円高サイクル」(『Yahoo!ニュース』記事より画像引用)

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