ルン・ファン (風が吹く)

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子供手当てって、税金で払うんでしょ

2010-05-27 16:53:44 | ニュース
 6月から支給される子ども手当だが、当初は子ども一人当たり月額2万6000円が支給されるはずだった。ところが、初年度は半額支給となり、さらに2011年度以降も子ども一人当たり月額2万6000円の支給は見送られそうだ。

 先日は在日外国人男性がタイで養子縁組をしたと称する554人分の子ども手当を申請しようとして市から却下されたニュースが報じられたが、悪い人間がちょっと考えれば簡単に不正ができるような不備だらけの子ども手当って、一体どうなっているの? と支給されない側の独女からも疑問の声が聞こえる。

 現在独身の由梨さんは、「私立の幼稚園にベンツで送り迎えをしているような家にどうして子ども手当が必要なの?」と一律支給にはどうしても納得できないと訴える。
 
 「子ども手当はフランスの真似をしたと聞いていますけど、フランスでは子ども手当は“家族手当”といい所得制限はありません。でも家族手当が貰えるのは第2子からで20歳まで支給され、3人目からは割増の家族手当が貰えるそうです。子ども手当が少子化対策を目的にしたものなら、フランスのように2人目から手当を出すべきではないですか?」

 一律支給だけをフランスの真似をするのはおかしいという。

 それに少子化対策と言われながら、子ども手当を当てにして出産しようという声は聞かない。

 「政権交代をすればなくなるかもしれない手当を期待して、今から結婚してもすぐに妊娠するとは限らないし、無事出産の暁には子ども手当は廃止されているかもしれないですよね」

 その可能性もなきにしもあらずだ。

 子ども手当の使い道について子どものいる主婦に聞くと、将来の教育費のために貯蓄に回すという人が多かった。それについても、

 「子どもが欲しくてもできなかった家庭がその費用を負担するのはとてもお気の毒な気がします。それに本当に子どものために使われるのならいいのですが、親がギャンブルに使ったり、親の遊興費に使われるために私たちの税金を使ってほしくないですね」と由梨さん。

 バツイチの綾さんは、「子どものいない夫婦も、独身も、働いて税金を納めることで次世代を担う子どもたちを育てることに貢献する。それが子ども手当だと思っていましたが、子どものいる家庭にいくはずのお金がどんどん減らされ、それがどこへ行くのかわからないし、申請書の偽装で、私たちの税金が外国人の子どものところに行くのは納得ができません」と制度の不備に怒っている。
 
 「所得制限限度額のある児童手当を増額するべきなのに、全世帯平等に子ども手当てをばらまくのは選挙のための人気とりしか思えません。これで政権が変われば子ども手当はどうなるのか?」

 もしこのまま子ども手当をばら撒かれれば、将来子ども手当をもらった子どもたちが増税という形でつけを払わされるのではと綾さんは心配もしていたが、財政難を地方に泣きつく地方負担に地方自治体から反発の声が上がっている。

 一体どうなってしまうのか? 今後の子ども手当をしっかり見守りたい。

 ところで今回、子どものいない独身の人たちに意見を聞いたのだが、「子ども手当」は自分たちには関係ないのでよく分からないという独女が多かった。

 介護保険についても、実際自分が親の介護をする立場になって初めて内容かを知ったという人が多いのだが、どんな制度も国会を通過して施行されれば私たちの納めた税金が使われるのだ。知ることも文句を言うことだって私たちの権利だと思う。無関心でいるよりはよほどいいのではないだろうか。(オフィスエムツー/佐枝せつこ)
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