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2010年世界で最もリツイートされたのは誰?

2011-03-14 23:17:45 | 雑談
 今や世界的ブームになっている『Twitter(ツイッター)』。オバマ大統領やビル・ゲイツなど世界の有名人もツイッターを始め、その人気はとどまるところを知らない。そのツイッターブームの波は日本にも押し寄せ、2010年新語・流行語大賞にツイッター用語「~なう」がノミネートされるほど、日本でもツイッターは人気を博している。

そのツイッターの楽しみ方として「リツイート」というものがある。リツイートとは、他のユーザーのツイート(つぶやき)を引用形式で自分のアカウントから発信することで、他のユーザーからリツイートされればされるほど、それだけ多くの人に自分のツイートを読んでもらえることになる。

そして、今月ツイッター本社が「2010年最もリツイートされたツイートTOP10」を発表した。リツイートされた数はそれだけ多くの人の心に響いたということであり、世界の関心を知る指標にもなる。(どれだけリツイートされたかは発表されていない。)一体だれのどんなツイートが世界の人々のハートを掴んだのだろうか? それでは、見ていこう。

■10位 Justin(@shitmydadsays 一般人)
「お前を嫌ってるやつのことなんか気にするな。公園に行ってピクニックするのに、わざわざ犬の糞の隣でピクニックするやつなんておらんだろ」
(Don’t focus on the one guy who hates you. You don’t go to the park and set your picnic down next to the only pile of dog shit.)

これは口の悪い父親の言葉を息子が書きつづったツイートのひとつで、なんともユニークな例を使って人生の教訓を説いている。

■9位 Rihanna(@rihanna 歌手)
「Justin Bieberがレストランの真ん中で私に腹筋を見せつけたの! わあ! 小さいけど腹筋がちゃんと6つに割れてたわ! とってもセクシー!(笑)」
(Justin Bieber just flashed me his abs in the middle of a restaurant! Wow! He actually had a lil 6 pack! Sexy, lol!)

女性歌手Rihannaが全米で大人気の男性歌手Justin Bieberと出くわした際のことをつづったツイート。2人の仲の良さがうかがえるなんとも微笑ましいツイートである。

■8位 Kanye West(@kanyewest 音楽プロデューサー、歌手)
「ごめんよ、Taylor」
(I’m sorry Taylor.)

これは2009年度MTV MUSIC AWARDでKayne Westが女性歌手Taylor Swiftのマイクを奪い大バッシングを受けたことに対して、Kayne Westがつぶやいた謝罪ツイート。Taylor本人に直接言うのではなくツイッターを通して謝ったことで、さらに批判を受けたのではないかと心配である。

■7位 Lady Gaga(@ladygaga 歌手)
「私には私なりの美しさがある。なぜなら神は間違わないから。私は正しい道を歩んでいるわ、ベイビー。私はこうなるべくして生まれたの」
(I’m beautiful in my way, ’cause God makes no mistakes. I’m on the right track, baby. I was Born This Way.)

日本でも大人気の世界的アーティストLady Gagaのツイート。最後の文は、自身のアルバム『Born This Way』とかけてある。なんとも彼女らしいアーティスティックなツイートである。

■6位 Joe Jonas(@joejonas 歌手)
「僕泣いちゃうよ、だってJustin Bieberが好きだから!!!」
(I cry because I love Justin Bieber!!!)

これはアメリカの大人気グループ「The Jonas Brothers」のメンバーJoe Jonasが、3歳の女の子が「Justin Bieberが好きなの!」と泣きながら言うYoutubeの動画を受けて発言したツイート。9位と6位がJustin Bieberに関するツイートであり、いかにJustin Bieberが世界から愛されているのかがみてとれる。

■5位 Al-Qaeda(@alqaeda 恐らく一般人によるアカウント)
「ツイッターがしきりに『あなたの現在位置を表示して下さい』と言ってくることに気づいた。こんなのにひっかからないぞ」
(Just noticed Twitter keeps prompting me to “Add a location to your tweets”. Not falling for that one.)

世界から追われる国際組織アルカイダの状況を面白おかしく揶揄したツイート。もしかしたら本当にアルカイダのメンバーが書いたのかもしれないが、ツイッターの罠にはきっとひかかってはいないだろう。

■4位 Justin Bieber(@justinbieber 歌手)
「君をとても愛してる」
(Te quiero mucho mi amor.)

Justin Bieberがスペイン語で発言したツイート。世界のスペイン語圏の女性ファンは、このツイートにうっとりせずにはいられなかっただろう。

■3位 Lil Wayne(@liltunechi 歌手)
「帰ってきたぞーーーーーーー!」
(Aaaaaaahhhhhhmmmmm baaaaakkkkkkkkkk!)

これは麻薬・銃器不法所持で刑務所生活を送っていたLil Wayneが釈放された日にツイートしたもので、彼の率直な気持ちが豪快に表現されている。

■2位 Drizzy Drake(@drakkardnoir 歌手)
「僕らはいつも自分たちを愛してくれる人を無視し、自分たちを無視する人を愛してしまう」
(We always ignore the ones who adore us, and adore the ones who ignore us.)

人の心情を上手く描写した心に残るツイートである。

■1位 Stephen Colbert(@StephenAtHome コメディアン)
「石油まみれになった鳥たちに敬意を表して、今から『チュンチュンというさえずり』を『ガーガーというガラガラ声』としよう。」
(In honor of oil-soaked birds, ‘tweets’ are now ‘gurgles.’ http://bit.ly/cIhZNf)

これは米国史上最悪の被害をもたらした今年4月のメキシコ湾石油流出事件を受けて、アメリカのコメディアンStephen Colbertがツイートしたもので、日本語だと一見意味が分からない。元々英語で「tweet」は鳥のさえずりを意味し、そこからツイッターのツイート(tweet)とかけて、人間のせいで石油が海に流出してしまったことにより、鳥たちひいては自然が苦しんでいることをユーモアと皮肉を込めてツイートしたものである。

見事1位に輝いたStephen Colbertはツイッターの創設者の一人Biz Stoneから表彰され、「フェイルホェール(ツイッターにつながらない時に出てくるクジラ)を捕まえちゃった!(I have harpooned the fail whale!)」(=思いがけないものを得ちゃった!)とコメディアンらしく受賞の喜びを表現した。

今回のTOP10はほとんどが世界の有名人によるツイートだったが、10位のJustinや5位のAl-Qaedaのような一般人で快挙を成し遂げた者もいる。

みなさんもこれを参考に、来年のリツイート大賞を狙ってみてはいかがだろうか?
(文=田代大一朗)

screenshot:newsfeed.time.com

■参考リンク
TIME(英文)
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