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断熱性能が高いほど病気が改善

2010-05-27 11:52:13 | 健康法
断熱性能が高いほど病気が改善


健康住宅断熱健康・省エネシンポジウム調査アトピー性皮膚炎溺死医療費気管支喘息断熱改修. 健康への効果を加味すると、100万円の断熱工事費は2.6人家族なら16年で回収できる──

 これは、シックハウスを考える会と健康・省エネ住宅を推進する国民会議が5月6日に開催した、「健康・省エネシンポジウム」で、建築研究所理事長の村上周三さんが発表したものだ。

 村上さんらは、無断熱住宅から断熱住宅に住み替えた人を対象に、疾病にかかる割合(罹患率)を調査し、かぜでは38%減少するなど、疾病にかかりにくくなっていることを突き止めた。

 この結果から、断熱住宅では疾病で生じる医療費や休業損失を、1人当たり年間9400円削減できることを算出。年間冷暖房費削減費用を追加した額で、断熱工事費を割ったのが冒頭の年数だ。

 冷暖房費削減費用だけで断熱工事費の回収年数を計算すると25年になるが、罹患率低下による便益を加えると16年になり、大幅に短縮される。村上さんは、「断熱性能向上がもたらす健康維持増進効果にもっと目を向けて、住まい手にアピールしてほしい」と訴えた。


断熱住宅に転居した後、病気の諸症状が転居前より出なくなった人の割合(改善率)を示すものだ。同じくシンポジウムで発表された。

 どの症状も、断熱性能が高くなるほど改善率が上がっている。なかでも気管支喘息、のどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎、肌のかゆみの改善率は、一番低い断熱性能でも30%を超えている。

 調査は、近畿大学理工学部教授の岩前篤さんが昨年末に実施した。断熱住宅に転居した約1万9000人から回答を得た。「高断熱化が住まい手の健康に良い影響を与えることが、この調査で明確になった」と岩前さんは話す。

 北海道大学大学院工学研究院教授の羽山広文さんは、厚生労働省人口動態統計を使って、住宅で死亡した人の傾向を発表した。

 それによると、心疾患や脳血管疾患、溺水が原因で住宅で亡くなった人が、寒い時期に増えている。住環境と死亡原因の関係を示す興味深いデータだ。

断熱性能が高いほど病気が改善






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