今週までが研修・訓練期間で、来週からいよいよ本格的な作業が始まります。
職場の先輩諸氏には、私と同年代くらいの女性もたくさんいて、その凄まじき
パワーに圧倒されっぱなしです。残業が2時間のときなど、私は最後のほう
意識が朦朧となっているなか、おばさま方は平然と作業を続けていて、10キロ
前後の荷物を楽々持ち運びしています。このあたりは、経験と慣れも大きいので
しょう、その作業工程に必要な筋力が形成、蓄積されているのだと思われます。
このところ長期間引きこもっているうちに筋力が落ちたことは前々から痛感して
いて、たとえば、家庭菜園用のプランターを持ち上げるのも苦労するようになり、
これはかなりヤバいかもと感じ始めてはいました。元々軟弱体質で、お粗末な
筋肉ではありましたが、あまりにひどい衰退ぶりに我ながら唖然としました。
春先に鳥の撮影に赴いた際も(このとき写した大量の作品を掲載するべく準備を
進め、完成寸前までこぎ着けたもののいったん見送られ、記事に登場するのは
ずっと先になりそうです)機材の重さに腕力がついていけず、左腕を痛め、
途中から隣にあった標識にもたれかかるようにして撮影を続けた始末でした。
今の職場が不採用の場合、三年ぶりのくじゅう連山登山を考えていました。
しかし、丸二年山泊まり装備での登山はご無沙汰で、果たして、テントや
食料を背負い山で数泊する体力があるのだろうかと不安に思っていたところ、
その心配は杞憂では済まなかったでしょう。体力、腕力、脚力、持久力、
いずれもひどい有様なことが、ここまでの十日間程度の研修期間中だけで、
はっきり思い知らされました。
今度の仕事は、並外れた体力、運動能力の持ち主だけが行えるような
特殊な作業では決してないでしょうけど、今の私にとっては相当ハードな
仕事になるかもしれません。実際、作業終了時には精魂疲れ果てていますしね。
ただ、一か月、二か月、あるいはもう少し長いスパンが必要かもですが、
しばらく持ちこたえられたとすると、衰え著しい体が少しは蘇るのでは
ないかという淡い期待を持っています。20代、30代までは無理でも、
5~10年程度、時間を巻き戻せるのではないかと思うのです。
自身に甘い私は、進んで自らきついトレーニングに身を投じることはまず
しないので、こうした縛りを強制的に設けないことには、体力を回復させる
手立てはなさそうです。「糧を得ながら、訓練を受けている」と言い聞かせ、
老体に鞭打って当面必死に食らいつくしかありません、もう一度あの頂に
立つ日を夢見て。
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