北陸から東北にかけての桜旅から、本日昼過ぎに無事に戻りました。
いや、本当に無事かどうかは、二週間ほど様子を見なくてはなりませんか。
こちら和歌山市も、第4波にはこれまでのような歯止めがかけられず、感染者が
連日多数発生しているようですし、帰宅後も気を抜けない生活様式に違いありません。
中途で終わっている旅日記は、いずれ完成させるつもりでいますので、興味のある方は、
その後の行動を予想するなどしながら、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
次はいつ出かけることができるのか? ひとまずは、この第4波の収束を祈りたいと
思います。
4月24日(土) 曇り時々晴れ
まだ薄暗い時間帯から動き始めるも、どう帰るかを、この時点でもまだ決めかねていた。
このまま下道を走り続ければ、今日中には自宅までたどり着けはするだろうが、もはやその根気は
残ってはいない。休み休みゆっくり走って、福井か京都あたりでもう一泊して、翌日帰り着く
というのが現実的な案だろう。
と、考えつつ上越市まで走り、ここで早朝から店を開けているガソリンスタンドで給油した際に、
ようやく、「ここからオール高速道路で本日中に帰宅する」に気持ちが傾いた。ETC土日割引で、
多少は安く高速を利用できることがそれを後押ししたのは間違いない。
前日までよりは雲が広がりつつはあったが、この日も山はよく見えていて、写真は、最後の
給油地点・上越市からの妙高山だ。このあとも、後ろ立山連峰、剱岳、立山連峰などなどの山容を
横目でチラッと見ながら走るドライブとなった。
高速道路上で二度目の休憩を賤ヶ岳(しずがたけ)SAでとり、ここで早めに昼食。時間差で、
込み合う時間帯を避ける狙いもあった。「高かろう、まずかろう」だと、まったく期待しては
いなかったが、「豚肉たっぷりもやし炒め定食・850円」はなかなかのCPで、ご飯もおいしくて、
これだったら、無料でできるライス大盛を頼むべきだったと後悔したほどだ。高速は、舞鶴港からの
帰途、夜間に利用する程度、サービスエリアなどもトイレ休憩に利用するくらいなのでまったく
無知なのだが、近ごろはどこのSAもこれくらいハイレベルなのだろうか。
こんな長距離を走ったのも初めなので比較はできず、当てずっぽうで言うと、コロナ禍で皆遠出を
手控えているためだろう、渋滞は全くなく、スムーズな車の流れで、13:30頃自宅へ戻ることができた。
休日割引が適用されているとはいえ、それでもけっこう料金がかかってしまった… 安全に帰り着けた
のだから、まあ目をつぶり、よしとしなければならないだろう。
今期の北陸~東北への桜旅は、出だし天気を読み違えるなどし撮影チャンスを微妙に外し続けたので、
これは負の連鎖かと気持ちが滅入りかけたが、後半は自分の狙い通りにいくことのほうが多くなり、
序盤の失敗を帳消しにしたってところか。天候は目まぐるしく変わり、対応が大変だったわりには、
愚図ついた日が長引かなかったことも、体制を立て直し、帳尻を合わせられた要因だろう。
予想していた通り、今年の桜の名所は、例年とは違うシチュエーションも多く、面喰う点も多々あった。
でも、こういう年もあったんだ、あの時は苦労したよと、数年先には笑い話になっていればいいと願う。
そんな負の面を見たからこそ、今度の桜はなお一層きれいで、心の底から楽しめるのだと、いつか
思える日が来れば幸いである。