10月27日(火) 晴れのち曇り
深夜目が覚めたので、早めに出かけ星撮することにした。本当はいきなり現地が
望ましいのだが、撮影地点までの道が悪く足元がおぼつかないうえ、真夜中深遠な湖水のほとりに
長時間たたずむのは怖くて私には耐えられそうになく、回避して、前回同様十勝三股で行った。
半月は山のかなたに沈んでいたがまだその明るさが残っていて、前回よりも雪山が
はっきり描き出せた…としておく。満天の星空に流れ星がふたつ流れた。しばらくすると
石狩岳上空に雲が漂い始めたのを契機に切り上げ、道路情報ステーションに退避、
寝袋にくるまり夜明けを待った。
頃合いを見計らい糠平湖へ向かう。林道は真っ暗闇だったが、現地到着時はすでに薄明るく
なっていた。先着していた対岸にいた一組がしばらくしてこちら側へ渡ってきた。
年配の方のようで、粗末な丸木橋があるとはいえ、よく思い切ったものだ。
ニペソツ背後には雲が多く、東の空にも雲が広がり始めていたので、これはイチかバチか
天に祈るしかなかったが、うまい具合に光線が山にあたってくれ、ニペソツが赤く染まった。
また風は微風、タウシュベツ橋がめがね橋となり、思いつきで設定したシチュエーションながら、
撮影タイミングとしてはうまくいったほうだろう。周囲の紅葉状況的には先々週のほうがずっと
きれいだったので、本来ならもっと早く気づければよかったのだがまったく頭になかったのだ。
ウペペサンケ方面。ちょうど早朝タウシュベツ橋ツアーの観光客がドドッと来たタイミングで
切り上げた。
下界は安定した晴天だったが、午後雲が多くなった。
じろう食堂で「そばと豚丼セット(温)・790円」を食べた。そばは温・冷から選べる。
豚丼は茶碗サイズで、全体ボリュームとしてはさびしく、がっつり食べたいときには
不向き。豚丼なかなかのお味なので、この単体レギュラーサイズのメニューがあっても
いいのにと思った。
なお、エピソードタイトルは本文とはまったく関係ない「ひぐらしのなく頃に・業」から
これも思いつきでつけたもの。あえてこじつけで共通項をあげると、どちらも「ダム」がらみ
ということだろうか、お粗末さま。