本日6月25日付朝日新聞朝刊(和歌山版)に掲載されていた記事です。
故高畑勲さんと、富野由悠季さん、アニメ界の両巨匠の大規模な展覧会が、公立の美術館で
相次いで開かれることを取り上げたものです。両監督ともにアニメーターの出身ではなく、
基本自分では絵を描かないお二人、その演出術をどう「展示」するのかに迫っています。
富野さんは最初、「演出は観念的なもので、『概念の展示』は不可能なのだが」と断ったそう。
いかにも富野さんらしいお言葉で、深いですよねえ。
アニメーターではなかった富野さんは、実はけっこう絵を描かれているようで、絵コンテなどには
かなりこだわりの画を描かれていたとも聞いています。この前NHKでやっていたガンダムの
特番の中で、作画監督の安彦良和さんが病気降板されていた期間、ファースト・ガンダムにおいて
富野さんが描いた原画がそのまま使われ放映されていたというエピソードも興味深いものでした。
一体全体、どの部分が監督自身が描いているところなのか、今度見返す機会があれば、
より注意深く探ってみたいと思いましたわ。
添付の写真ではほとんど判明できないでしょうけど、記事中にも監督自身が描いたイデオン・
劇場版のイメージイラストが掲載されていて、こんなのがたくさん展示されているらしい美術館に
出かけてみたいとも思いました。日頃、美術館にはまったく縁遠い私ながら。
一段低く見られがちだったマンガやアニメの世界が市民権を得て、いまや日本を代表する
コンテンツとなり、また、その世界観に幼い頃から親しんできた我々世代が各界で力を得て、
このような企画展が公立の美術館で開かれる環境が整ったのでしょう。
毎年いただいているJAFドライブマップの2019年度版をもらってきました。
ややもったいない気がしつつも2018年版を惜しみなく捨て、新年度版へ
差し替えます。
表紙の写真は各地域ごとの道の風景なのですが、年々しょぼくなっているのが
気になっていまして、ネタが尽きてきたのと違うかな?