15日(火)の予報は確か「晴れのち曇りのち雨…」みたいな感じの下り坂。
早い時間帯勝負やなと思い、高原温泉から暗いうちに登り始めました。この時点で
緑岳の様子・情報があまり入ってきていなかったので、日帰りで下見登山です。
第一花畑に到着した時に東の空が焼け始めました。本当はもう少し上の方で
撮影したいところですが、間に合いそうもありません。何かいい撮影ポイントは
ないものかと探しながら焦って撮ったのが上の写真、第二花畑で撮影しました。
なぜかワタスゲの小さな群落がまだ残っていて、手前にはチングルマの穂、
奥には雲海、上空は朝焼け。あわてて撮った割には面白いのが撮れました。
同じ構図で設定を変えて撮影したもの。たぶん露出を少しマイナス補正して
撮ったかと… こういう時デジカメだったらデータが一目瞭然なんだけど。
手前の花畑が黒くつぶれてしまいましたが、その分朝焼けがより鮮やかに。
今回滞在中ではこの朝が一番空が焼けたと思います、が…
この時すでに西の空に向かって薄い雲が連なり高曇り、太陽は姿を見せません。
黒岳や赤岳の紅葉の進み具合からすると意外でしたが、緑岳はやや遅れて
いるようで、第二花畑付近のナナカマドは五分くらい、チングルマの穂はきれいに
残っていましたが葉はまだ青々、ダケカンバもようやく色が抜け始めた程度、
見晴台から見た高原沼方面もまだ五分くらいかなあという印象でした。
あっさりあきらめ早々に下山。YHに戻ったら皆さんお出かけすっからかんでしたが、
Aさんだけがポツンとソファーで暇そうにしていたので、お誘いして二度目の
旭川トリトンへ。ついでにお隣の旭友でパンなど山用食料を購入。週間予報では
明日以降三日間天気が続くようです。日程的にもここを逃したらチャンスはないと
思い、荷物を再整備、久しぶりに山泊まり装備に換装です。
*今日カマキリの卵を見つけました。玄関のすぐ上の桟に産みつけてありました。
例年よりもかなり高い位置、しかもここだとよほどの荒れた天気でもない限り
風雨も当たらないでしょう。誰に教わったの?って感じ、遺伝子の力なのかな?
この冬は寒さ厳しいのかもよ。今年のカマキリは三つあった卵の一つが
春孵化する前にアリの襲撃を受けたりして受難が多かったけど、こうしてまた
細々ながら子孫が受け継がれたようでホッとしました。
*大阪のHご夫妻から写真はがきが届きました。川西のRyoちゃんとの三人連れで
9月21日に訪れた沼の平のもの。私の時はまだ青々していた沼周辺の
ナナカマドがその後ずいぶん色づいたようです。初めて訪れた愛山渓の風景を
かなり気に入られたようです。また来年を楽しみにしたいですね。
美瑛のカラマツの黄葉も楽しんできてください。