14日(月) 3:00起床。星空、予報通り天気はいいようです。S崎さんのおにぎりを
ほおばり、身支度して4:00前に出発です。タクシードライバーはシュナイダーコース
から石狩岳へ。以前私もこのコースをピストンしたことがありましたが、
たまたまその日も秋晴れの絶好の登山日和、おそらくこの日も好条件で同じく
山頂からの雄大な眺めを楽しめたことでしょう。
一方私は…車を運転しながらもまだ緑岳にするか愛山渓にするか迷っていました。
糠平から愛山渓ってかなりの距離だからねえ。が、結局当初の予定通り愛山渓へ。
以前長距離ダートだったことが信じられないような「完全舗装」になりましたが、
道の細さは変わらずなので、あまりスピードは出さないでね。
5:00前到着、平日ですが好天の紅葉シーズン、この時点でけっこう車が
とまっていて、登山の準備をされている方が多かった。私は5:20歩き始めました。

今回はけっこう天気運が良くて、たとえば車や避難小屋に戻るや否や
激しい雨が降り出した… なんてことが数回あり、ほとんど雨にはあたらなかった
んですが、唯一びしょ濡れになったのがここでした、しかもこのいい天気に…
歩き始めたものの私の先を行っていたのはまだ二組だけだったようで、
ひと組はすぐ追い抜き、もうひと組は永山岳へ向かったようで、結局私が露払い…
そう、この朝は夜露がひどくて、愛山渓~沼の平~当麻乗越しルートは
以前クマザサ狩りが行われたものの、再びブッシュが濃くなり始め、
藪こぎでずぶ濡れになったんです。ぬかるみ対策で長靴を履いていたんですが、
ズボンから水が流れ込んで長靴内もグショグショに。横着せずカッパを着れば
よかったんですが、登りが続くし、汗かくしなあと…いや~大失敗でした。

沼の平に6:30過ぎに到着。景色ひとり占めはいいんですが、ナナカマドの状態は
やはりあまり良くないようです。少しピークには早いこともありますが、全体に
オレンジ色、赤くない。ここの紅葉はとてもきれいなんですが、風当たりの関係か
いい時って本当に少ないんです。でもできるだけ通い続けて自分の目で
確かめるしかないからねえ。宮崎プロはここの定点観測を35年ほど続けてます。
紅葉と関係なく、山岳風景も素晴らしい場所です。早朝無風、沼に写りこんだ
山並み、富士山にも見える雪の被った旭岳の景観をお楽しみください。