前明石市長の泉房穂氏、経済停滞は政治の「間違い」が要因と指摘「国民のための政治をやれ！」(日刊スポーツ) - goo ニュース
2023/10/24 12:40
前兵庫県明石市長の泉房穂氏（60）が24日、X（旧ツイッター）を更新。日本経済が長期停滞を続けている状況を受け、政治家やマスコミに向けて「国民の側に立て！」と訴えた。
（以下 泉氏のＸへの投稿を参照してください）
泉房穂さん。
前明石市長です。
過激な言葉遣いで誤解を招く事もある様です。
道路拡幅工事で中々立ち退きが進まない事に業を煮やして担当者の市職員に
「火ぃ付けてこい！」と言った事が問題となり、責任を取る形で辞職した事が当時ニュースで取り上げられていました。
その後、市民の署名運動で出直し選挙に出馬して再選しました。
それだけ泉氏のやり方に賛同する人も多かったと思います。
最近では子育て世代への充実した支援で若い世代の転入が増えたとも聞きます。
口は悪いが、やる事はやる、熱血漢というのでしょうか、そんな印象です。
市長を辞めてからは選挙の応援演説に乞われ、全国各地を飛び回っていますが、
最近では高知徳島選挙区での参院補選や所沢市長選での応援で見事当選しています。
これも泉氏の演説が影響したと思いますし、
岸田政権になってからの自民党に不満を持っている人、
特に経済対策に納得いかない人がが増えている事も影響していると思います。
それ等は泉氏のＸへの投稿にも表れています。
ハッキリ言う。財務省なんて、ちっとも賢くなんかない。本当に賢いのであれば、国民に負担を転嫁することなく、財政運営もやり、経済も回せるはずだ。でも、悪いのは財務省だけじゃない。政治家が財務省の子分に成り下がっているのが問題なのだ。政治家よ、財務省の言いなりじゃなく、国民の側に立て！ https://t.co/uqE2MRbab9
— 泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) October 24, 2023
マスコミにも言いたい。財務省や政治家よりもタチが悪いのは、マスコミだ。財務省の言い分を垂れ流し、「国民負担やむなし」といった論調で報道をするのはやめていただきたい。諸外国並みの5割近くの国民負担率の日本で、お金が足らないわけがない。マスコミよ、権力者の側じゃなく、国民の側に立て！ https://t.co/rrdmdcrTF3
— 泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) October 24, 2023
『”所得減税”ちらつかせる岸田首相への直言を連続X投稿』との見出しでヤフーニュースにもなっているが、今回はホントに憤っている。”本音“は『増税』のつもりなのに、”選挙対策“で『減税』の“エサ”をちらつかせれば、国民を騙せると思っているところが、あまりに不誠実だ。 https://t.co/Y3gmLCdM8E
— 泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) October 21, 2023
『1年というのが極めて“常識的だ”』と、所得税減税に関して自民党税制調査会長が述べたとのことだが、“選挙対策”での「1年だけの減税」の後で「ずっと増税」というのが“常識的だ”とは、とても思えない。こんなやり方で国民を騙そうなんて、極めて“非常識”な方々だ・・・ https://t.co/0ctcdEnSMy
— 泉 房穂（いずみ ふさほ） (@izumi_akashi) October 21, 2023
こんな調子で応援演説をしたのでしょう。
いいえ、もしかしたらもっと過激な言い回しもあったかもわかりません。
でも岸田政権の悪いところを見事言い当てています。
そこが聴衆の賛同を得、喝采も浴びたのではと想像します。
勿論、泉氏の演説だけでなく候補者本人の実力もあっての勝利です。
しかし、実力がないのに当選したのではと疑わしい市長もいます。
Xで泉さんが触れられていましたが、三田市長選で泉さんが応援した候補者が当選しています。
ところがどうも揉めている様なのです。話が違うと。
選挙の争点は市民病院移転統合問題で、ほぼ統合が決まっていたようですが、
統合を進めている現職と反対する泉氏応援の田村候補者。
結果、「白紙撤回」を訴えた田村氏が僅差で現職を抑えて当選しました。
ところがこの「白紙撤回」の捉え方を巡って混乱しているようです。
「白紙撤回」とは振り出しに戻って最初から考え直す意味なのか。
それとも移転統合はやめたという意味なのか。。。。
選挙後の田村三田市長がテレビ出演で発言していました。
三田市長選挙戦の争点は三田市民病院と済生会兵庫県病院の移転に伴う再編統合だった。
— お爺のつぶやき (@ja3kxxQRT) August 3, 2023
田村氏は「白紙撤回」を主張した
スタジオに呼び選挙戦を振り返るとともに、
今後の市政運営の意気込みなどを聞く https://t.co/DXjJYvyTy2#三田市長選挙#田村克也#泉房穂#三田市民病院#白紙撤回 pic.twitter.com/Q2P2HO5Akb
なんかはっきりモノを言わない方のようですが、統合に反対と言っていますね。
ところが市議会で「白紙撤回」は統合しない意味ではなく、最初から考え直す。
つまり統合しないかもわからないし、統合するかもわからない。。。玉虫色と言うのですか。
そんな答弁をしている様なのです。
辞書の「白紙撤回」の意味と政治での「白紙撤回」の意味は違うとも言っていましたね。
泉元市長の演説に圧倒され、この人が応援するのだから大丈夫だろう、そう思って投票した人もいそうです。
確かに泉さんの演説を聴けば、成程、と思い、泉さんが応援するのだからこの人に投票しようと。
でも、やはり本人です。
当たり前ですが応援の泉さんが良くても候補者はどうかです。
候補者の人格というか政治家としての能力、やる気があるかどうか。
この人なら任せられる、この人に頑張ってもらいたい、と信頼して投票すべきですし、
こんな曖昧な考えだと知っていたら三田市の有権者は田村氏に投票したのか甚だ疑問です。
市民病院問題はどうなるのかわかりませんが、今回の件で市長と市民の間に溝が出来て、
市政にも少なからず影響がありそうです。
さて、泉氏が応援演説に駆け付け、当選した政治家たちは有権者の期待通りだったのか否か。
こんな事なら入れるんじゃなかった、と思う人も？
やはり本人の政治信条はどうなのか、そして何より情熱があるかどうかです。
衆院解散総選挙が今年中にあるかもわかりません。
支持率低下や補選での自民党敗北を受けて、今すぐ選挙は出来ないとも言われていますが、
やはり候補者の考えをよく聞いて投票するべきなのは言うまでもありません。
今のままでは自民党票はかなり減りそうです。
各社の世論調査では自民党支持数とほぼ同数の無党派層。
このままだと、自民党岩盤層もどうなるかわかりません。
かつて自民党にお灸を据えようとのマスコミキャンペーンで民主党政権が生まれましたが、
岸田政権にNOを突き付けよう、との考えも加わり自民党支持を辞めた人に無党派層も加わり、
次の選挙は大混乱になる予感がします。
