中国政府の国務院台湾事務弁公室も同日、「有害生物が入り込めば、農業や生態系の重大な脅威だ」として輸入を止め、台湾側に対策を求めるとの談話を出した。

 これに対し、台湾の農業部(農林水産省に相当)は「(中国以外の)他国から、輸出マンゴーについて同種の害虫検出を通知されたことはない」と説明。「中国が度々、国際慣例に基づかず、一方的に貿易の中断措置をとることを残念に思う」と批判した。