2009年5月28日(木) 毎日新聞朝刊 12面プラスαより
記:高橋咲子(毎日新聞 西部報道部記者)
サブタイトル:撮り続けて半世紀 集大成のヌード写真集を刊行
時代が生む 新しい表現
写真には、時代を映すという考え方がある。
一昔前のニュース写真等を見ると、当該のニュース以前に
そこに映しこまれた世相に思わぬ発見がある、ということも、
よくある話である。
篠山紀信の考えは、 . . . 本文を読む
2009年6月6日(土) 日本経済新聞夕刊 5面らいふより
筆者:菊池信義(装丁家)
本好きな人ならきっと。
お気に入りの本屋、というものを持っていると思う。
新刊書店でも然りだが、店主の意向をより色濃く打ち出し易く
なる古書店なら、尚のこと。
自分の好みの本が並んでいると判っている書棚を眺め、そこに
出現する予定調和な作品と、その間隙をつくように意表を突いた
作品に見(まみ)えることに恍 . . . 本文を読む
2009年6月4日(木) 日本経済新聞夕刊 7面らいふより
筆者:最相葉月(ノンフィクションライター)
僕が、こうしてネットにブログを開設し、書評を中心に様々な
思い等をUPし始めて、約1年半が過ぎた。
その目的は、専ら自分のための備忘録である、という話は以前
にも書いた。
が、それは嘘ではないが、100%の答えでも無いことを、
ここに告白しよう。
別に、語り合う者とて居ない南海の孤島 . . . 本文を読む
2009年6月6日 午前0時10分~
MC:箭内道彦(クリエイティブディレクター)
SHIHO(モデル)
※ 写真は、篠宮龍三氏のHPより。
普段、テレビは殆ど観なくなって久しい。
朝、出勤の支度と朝食を進めながら、時計代わりに観るくらいな
もので、夜に帰宅したときに、電源を入れることはまず無い。
ただ。
昨日の夜。
風呂上り。
冷えたビールを飲みながら、何気なく見た夕刊のテレビ欄に . . . 本文を読む
著者:毎日新聞社会部 毎日新聞社刊 ¥ 1,050
2009年5月28日 初版刊行
正確に言うと、本書は未読である。
ただ、毎日新聞に、「『未解決』を歩く」というコラムの形で
連載していたものをまとめたものと思われるため、一応読了と
して、カテゴリー分けさせていただいたものである。
近々、本書を入手できた際に、もし上記の認識と差異があれば、
改めて稿を起こして論じることとしたい。
それに . . . 本文を読む
著者:三浦展 光文社新書刊(No.221) 価格:819円
2005年9月20日初版刊行
(入手版は、2005年10月20日 4版)
しばらく前に、古書店で入手した書。
昨年末辺りから、新聞テレビ等で話題になった派遣切り。
僕の職場にも派遣社員の方はいる。
ただし女性なので、世間で騒がれているような、悲壮感は
正直無い。
正社員として縛られるよりも、もっと自由に。もっと気ままに。
行きたい . . . 本文を読む
著者:幻想武具研究会 出版社:笠倉出版社 定価:552円+税
2009年3月刊行
キャッチコピー:
『モンスターハンター』『真・三國無双』『エヴァンゲリオン』
『ベオウルフ』etc.に登場した東西の伝説の武具全100種類を
超美麗イラストで解説!!
行きつけの古書店で、200円コーナーにあった本書をゲット。
キャッチコピーにあるとおり、100種類(正確には、もう少し
ありそうだけど)の武具や . . . 本文を読む
出版社:朝日新聞社 編集人:長谷川まち子
定価:400円(税抜) 発売日:5月25日
特集:病院怪談
毎号この本は購入しているが、レビューを書くのは
なんと2007年11月号以来である。
しかし、改めてデータを書いてみて気がついたのだが、
この編集長さん。
本名なんだろうか?
まあ編集長でペンネームということも無いだろうから…。
たまに、山本まゆり氏の作品にも、長髪にサングラスの
風体で . . . 本文を読む
著:藤田和日郎 講談社 モーニングコミックス刊
2007年9月21日初版発行 590円+税
19世紀初頭のイギリス。
産業革命がその暴走の只中にあった頃。
社会構造の変化と、貧富の拡大。
旧来からの貴族制度と、台頭してくる市民意識。
蒸気機関車と馬車が争う、交通機関の主役の座。
ガス燈が照らしきれない、都市深部の闇の深さと霧の濃さ…。
こう本書の舞台のイメージを書くだけでもワクワ . . . 本文を読む
著者:鯨 統一郎 創元推理文庫刊 520円+税
1995年5月29日 初版刊行
(入手版は1999年7月9日 15版)
先日。
邪馬台国がついに発見された! 奈良にある箸墓古墳がそれだ!
という記事を読んだ。
いや、冗談ではない。
僕が目にした、読売新聞の引用記事を見て欲しい。
調査に当たった、千葉にある国立歴史民俗博物館の春成秀爾・
同博物館名誉教授は「これで箸墓古墳が卑弥呼の墓である . . . 本文を読む