文:ペリー荻野 SIGNATURE 2009年6月号
「奇巌城」
この言葉の持つ何ともいえない響きに胸をときめかせたのは、
何時の頃だったろう?
恐らくは、小学校の4年か、5年。
確か、ポプラ社の児童向けシリーズでだったと思ったのだが、
丹念にルパンに関するデータを集められている徹夜城さんの
ページの表紙絵を見ていると、どうも記憶が呼び起こされない。
ただ、年頃からして、ジュブナイル版だ . . . 本文を読む
食べ物のお店選びについては、別に保守的な方ではない。
その手のコラムやネットの情報を鵜の目鷹の目で集めて、
日夜新規店舗の開拓に勤しむ程ではないが、時折目にする
「これは!?」と思ったお店の情報があると、いそいそと
出向いて自分の耳目(この場合舌目かな?)で味わって
みるのも好きである。
それでも。
時折、無性に回帰して食べたくなる、まるでホワイトホースの
ような味(※)というものが僕の中には . . . 本文を読む
監督:ジェームズ・キャメロン
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー
(※ その他、詳細データはWikiを参照のこと)
※ このコラムは、ネタバレ注意です。
T4の新聞広告等を目にするようになった所為か、久しぶりに
元祖を観たくなった。
といっても、なかなか2時間弱の時間を確保するのも大変で、
ようやく昨日の夜に、観ることができた。
もう何年ぶりかで観たが、やはりいいなあ。
この作 . . . 本文を読む
著者:副島隆彦 徳間書店刊 1600円(税別)
初版刊行:2004年6月30日(入手版も同じ)
帯コピー:私たちは35年間もアメリカに騙され続けてきた
歴史を捏造する途轍もない巨大な権力犯罪を暴く
先般打ち上げられたNASAの月観測衛星「LRO」が、
無事に月周回軌道に到達したとのニュースが流れてきた。
「LRO」とは、月観測衛星「Lunar Reconnaissance Or . . . 本文を読む
著者:安田喜憲 (雄山閣・5040円)
評者:養老孟司
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
ロジカルシンキングが苦手でもある。
感性と感覚で生きる文系 and O型人間である僕にとって、
物事の判断基準は勢いと好みであり、なるようになる。ならない
ときはごめんなさいが、座右の銘である。
#と、えらそうに言う話では、勿論無いのだが。
それでも、多少はそうした本も読み込 . . . 本文を読む
2009年6月8日(月) 毎日新聞 夕刊 6面 夕刊ワイドより
「探りたい」 農業(下)
インタビュイー:内山節(哲学者) 記者:根本太一
サブタイトル:「100年後に投資しよう」
先般、改正農地法が可決された。
驚くほどメディアは沈黙を守っているかに見えるが、この法案が
目指す日本の農業とは、どういうものなのだろう?
詳しくは、リンク先の記事をご確認していただければと思うが、
簡単に . . . 本文を読む
著者:鯨 統一郎 創元推理文庫刊 700円+税
2005年2月25日 初版刊行
(入手版も同じ)
シリーズの前作である「邪馬台国はどこですか」を読み終え、
書評を書いているときに発見したのが、続編に当たる本作品。
おお!とばかりに注文し、先ほど読了。
而して、その評価は…。
う~ん。
と、唸ってしまうのである。
今回取り上げられたのは、標題にもあるとおり次の七つの謎。
・アトラン . . . 本文を読む
2009年5月31日 AM1時30分~ 朝日放送
ディレクター:西村美智子
※ この番組の紹介記事は、こちらで読めます。
アスペルガー症候群。
主に、相手の立場になる、あるいは思いやるといった、他者との
コミュニケーションに齟齬をきたす症状が特徴であるこの病。
最近でこそ、書店でも関連書籍を相当目にするようになって
きたけれど、まだまだ一般での認知度は低いのではなかろうか?
僕の . . . 本文を読む
文:渋谷康人 SIGNATURE 2009年6月号
ああ。
また、やってしまった…。
この記事を読んだときの、正直な感想である。
この記事に取り上げられていた「マリー・アントワネットへの
オマージュ展」。
銀座7丁目にあるブルゲ ブティック銀座が入居する、
ニコラス・G・ハイエックセンターにて、今年の5月16日から
31日までの、約2週間限定で催されていたこの展示会に。
行きそびれてし . . . 本文を読む
著者:徳渕真利子 メディアファクトリー刊 952円(税別)
初版刊行 : 2007年3月6日
入手版 : 2007年3月28日(第2刷)
表帯コピー : 22歳、職場のトップに!!
裏帯コピー : 新幹線が好き、
人に喜んでもらうのは、もっと好き
この本を読み終えた今、僕はとても反省をしている。
何についてかといえば、先日書いた書評(リッツ・カールトン
20の秘密(ミステ . . . 本文を読む