活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

ほんとうのさいわいに向かって■KAGAYA監督トークショーinわかやま館(その25)【完】

2012-07-10 08:38:21 | 宇宙の海
日時:平成23年8月20日(土) 午後2時~
場所:わかやま館1Fイベントホール
主催:みさと天文台友の会
テーマ:「星への憧れ-宇宙と神話の世界-」
写真画像提供:@j_pegasus(わかやま館元シアターディレクター村田氏)
CG画像提供:KAGAYA氏(※ 掲載は、氏の許可を得て行なっています)



<Atention>
 このレポートは、KAGAYA氏のトークショー、ならびにその前後に
 氏に対してブログ主が行った質問等を再構築しております。
 内容に関して事実と齟齬等有った場合には、その責は当然ながら
 全てブログ主に帰します。

<Atention2>
 文中の呼称については、敬称略で統一とします。
 

■ほんとうのさいわいに向かって

こうして。

時間軸でいけば、40年程前から現在まで。
距離軸でいけば、オーストラリアからマチュピチュ。
果てはイースター島まで。

雄大なスケールで語っていただいた、KAGAYAのトークショーはその
幕を閉じた。


ショーの冒頭で、何を話しましょうか?と問いかけをされていた中に
あった新作についてのお話を伺えなかったことは残念であったが、
いずれまた、スクリーンで堪能できる日も来るだろう。


もとより、映像作家は本来作品の魅力を語るものではなく。
あくまで、映像を通して自己表現を行なうものであろうから。

それでもなお、今回のようなトークショーで、KAGAYAから生で話を
聞き、撮った画像をその際の状況の説明付きで見ることができた
ことは、僕にとっては非常に有意義であった。


その理由は、このトークショーを通じて、僕はKAGAYAという人物の
心に触れることが出来た故であり、更にはこのレポートを書き上げて
いく中で、様々な事物や歴史、そして風景との出会いを得ることが
出来た故である。

それが、どれほどに魅力的なものであったかは、ここまでこの拙い
レポートをお読みいただいた方には、あるいは共感頂けるのではと
思う。


そう。
僕は、KAGAYAの話を聞き、その内容を書き起こしていく中で、
KAGAYAの旅を追体験してきたのである。


僕の手は、ロンドン海岸の水辺で見つけたクルミを拾い上げ、
僕の肌は、早朝のマチュピチュを渡る風を感じ、
僕の目は、イースター島の皆既日食の地球照を捉えた。

そして。
僕の五感は、夜空を南十字から北十字へと渡り、やがて消えていった
はやぶさの眩い束の間の光芒を感じることが出来た。


その機会を与えてくれた、KAGAYAに感謝を。


そして、このトークショーを含む、移動式ドームテントでの上映会と
いう楽しいイベントを企画・運営してくださった、わかやま館の元
シアターディレクターである村田氏と、みさと天文台友の会にも、
心からの感謝を。



■余話として

トークショーが終わった後には、もう一つ。
楽しいイベントが、待っていた。
KAGAYAスタジオお蔵出しの秘蔵品のジグゾーパズル等が当たる、
大抽選会である。

やりかたは簡単。
正面に立つKAGAYAと一斉にじゃんけんをして、勝ち残った人同士で
決勝大会を行うというものである。


もう販売が終了しているものや、海外のレアなグッズまで。

じゃんけん大会に参加することに必死で、メモを取る余裕も
無かったために、もう記憶が定かでないが、一位はクリスタルの
とても素敵な置物だったと思う。

なんとか僕も!と参戦したが、決勝大会までは残ったものの、
一位は敢え無く勝ち取れず。

徐々に上位者が決まっていく中で、最後の一品を賭けた一対一の
争いに敗北。

僕の気持ちは、石炭袋にズブズブと沈んでしまった(笑)。



まあそこはオマケの部分。

終わった後、まだわかやま館内を散策されていたKAGAYAに話しかけ
させていただき、色々とお話しを伺うことができたことで、もう
十二分に報われた一日であった。

すっかりとお世話になったわかやま館の村田ディレクターや、
みさと天文台友の会の松本さんに挨拶をして、館外に出る。


宇宙を見上げれば、大阪の夜とは比べ物にならないほどにさんざめく
星々の光のざわめきの中に、夏の大三角や、その他様々な星座が
光り輝くさまを見て取ることが出来る。


雨上がり。

遠くに見えるビルやクレーンの航空灯の点滅が、まるで三角標の
ように、僕を包む。

鼻腔をくすぐる湿った土の匂いが、まるで天気輪の丘で寝転んで
いるような感覚に、僕を誘う。


そうした中で、目を閉じれば。
僕たちは、「銀河鉄道の夜」の世界へとイメージの中で旅立つことが
出来るようになった。

その切符こそが宮沢賢治の生み出した小説であり、KAGAYAが創り
上げた映像作品なのだと思う。

さしずめトークショーは、グリーンシートへの変更チケットと
いったところであろうか。


後は。
僕達自身が、それに乗ってどこまで旅路を広げることが出来るか
である。


鉄路は、無限に広がっていく。

さあ。
ほんとうのさいわいを、探しに行こう。


(KAGAYAがイースター島で見た、完璧な虹
   出展:デイリーKAGAYA通信より)


(この稿、了)







画集 銀河鉄道の夜
クリエーター情報なし
河出書房新社

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1 コメント

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Unknown (カウントカズ)
2012-07-23 08:08:24
完了。お疲れ様。
今年中に終わったことに、乾杯。

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