著者 藻谷浩介 日本経済新聞出版社 2007年刊
やっと、この本の読後感想をUPすることが出来る。
昨年11月27日に、書評を見て面白そうだと取り上げてから、早くも2ヶ月が
経ってしまったではないか。
そして、おお。もう1月はお役目御免と寛ぎモードに入ってコタツへ篭ろうとして
おり、すぐそこの扉の向こうには2月が気ぜわしく出番を待ちかねているではないか。
かくして一年は、また知らぬ間に年輪 . . . 本文を読む
毎日新聞 1月25日(金)夕刊 8面 文化欄「風の響き」より
たかとう氏による、あの大震災の14年目を振り返ってのコラム。
氏は、神戸在住で、あの日、あの時、あの震災を正に我が身で体感した。
このとき受けたショックを、氏は「町や家や道路が壊されたと同じように
私の言葉も壊された」と表現している。
このことがどういったことを意味するのか、端的に言えば、あの時感じたことの
内的現実を表現する言 . . . 本文を読む
毎日新聞 1月28日(月)朝刊 18面 くらしナビより 企画・構成 信原彰夫
副題:挫折多き 手習い人生
ようやく熱が下がってきた。
咳はまだ完全に止んだ訳ではないが、あの喉の水分が一滴残らず搾り取られたような
痛みはようやく治まってきた。
だがまだまとまった思考が出来る状態には程遠い。
こうしてPCの前に向き合うのも、すぐにドライアイ効果(こういうのにも『効果』
ってつけるのだろうか?)で眼 . . . 本文を読む
先週木曜辺りから、なんだか様子はおかしかった。
少し、ほんの少しだけど、かすかな不調の兆しが体の奥底から発信されてくる。
そんな感じがしていた。
そんな中、東京へ日帰り出張。
返ってきた関西空港では、1時間に1本のリムジンバスにタッチの差で乗り遅れ、
ビールでもって「喉の菌をアルコール消毒だ~」と言える元気は、まだあった。
金曜日。
この日は会社でひたすらお仕事。
翌日から、担当メンバーによる . . . 本文を読む
毎日新聞 1月24日(木)朝刊 9面 経済観測より 文:猷
昨今の経済紙面は、いや一面トップは、サブプライム問題一色になっている
きらいがある。
そもそもの発端を生んだアメリカが、ようやく重い腰を上げて、減税施策等を
打ち出したこともあり、日経平均もやや持ち直した傾向であるが、それまでの
下げ幅が大きかったこともあり、この先どのような推移を示すのかは予断を
許さない状況である。
#なぜか、の . . . 本文を読む
毎日新聞 1月22日(火)夕刊 8面 文化欄より 記:京都造形芸大講師 田川とも子氏
本屋さんという職業に、憧れを持っていた。
活字に日がな一日囲まれて過ごす日々。
それが古本屋さんであれば、なおのこと。
インクと、すえた埃の匂いもご愛嬌。
お気に入りの本が売れると嬉しい反面、寂しくなる。
勿論、現実は遥かに散文的だ。
入荷と返本に追われる毎日。
少しでも売れ筋の本を仕入れたくても、なかなか . . . 本文を読む
昨日の出張の折、時間調整で入った羽田空港のラウンジにあった朝日新聞を読んで…
以前、このブログでも取り上げた、銀座ライオン・銀座七丁目店に勤めるビール注ぎ
名人の海老原さんが、15日付けで定年退職されたとの記事があり、びっくり!
以前の毎日新聞の記事(昨年11月)には、そんな話全く無かったのになあ。
実は、名人のビールをどうしても飲みたくて、先月に一度出張の合間を縫って、
お店に行ったのであ . . . 本文を読む
毎日新聞 1月20日(日)朝刊 11面 今週の本棚「好きなもの」より
言わずと知れた作家 林真理子氏の、新幹線の中で過ごす時間についてのコラム。
新幹線に限らず、乗り物での移動時間というものは非常に多様な側面を持つ。
ある人には居酒屋と化し、またある人にはベッドと化す。
そして活字フリークには、この上ない読書空間を提供してくれる。
知り合いと新幹線に乗ったりすると、会話を楽しむ余裕があるとき . . . 本文を読む
毎日新聞 1月16日(水)朝刊 2面 総合「発信箱」より 記:磯崎 由美
アンチエイジング、という言葉がある。
生きている限り、人は、いや全ての生物は、必ず日々成長し、日々老いていく。
それは、生長という行為が、ある段階から劣化コピーとなることから不可避な
プロセスであり、種の健全な存続のために自ら規定した、一種のアポトーシス
でもある。
なのに、人はなぜ、年をとることに対して拒否反応を示す . . . 本文を読む
毎日新聞 1月15日(火)夕刊 9面 文化より 記:苅部 直
毎日新聞の夕刊 火曜日の文化版に毎週連載されていた、芹沢氏のコラム
(ダブルクリック)が終了してしまっていた。
毎週楽しみにしていただけに、残念である。
#ちなみに、今週から?作家の川上未映子さんがダブルクリック欄を執筆している。
今週の「水脈」のコラムの執筆者である苅部氏は東京大学教授で、日本政治思想史が
ご専門の方とのことで . . . 本文を読む