モーターマガジン社刊 定価750円(税込み)
雑誌サブタイトル:バイクに乗り続けることを誇りに思う
今号タイトル:飾りものではない。疾走(はし)るものだ。
世はなべてゴールデンウィーク。
我が家もご他聞に漏れず、その仲間入り。
家族で、実家の近くの美味しいと評判の中華料理の店へ。
駐車場が無いために、車は近所の大型書店の駐車場へ。
食事が終わった後、ただ止めているのも悪いからという
理由で . . . 本文を読む
著者:坂野 昭彦 幻冬舎刊 ¥ 1,470
本書、読むことはおろか、書評すら未読である。
新聞の広告で、その存在を知っただけなのだが、その強烈な標題の
インパクトに、思わず取り上げてしまった。
贋札造りは、勿論犯罪である。
通貨や貨幣の流通量が、政府のコントロールを逸脱するということは、
経済の根幹を揺るがす問題であるがゆえに、贋札造りはどこの国でも
重罪として処分される。
ただ、れっ . . . 本文を読む
著者:スティーブン・ハンター 扶桑社ミステリー(2008/6/28)
訳者:公手 成幸 価格:819円(税抜き) ※上下巻とも。
初めて、スワガー・サーガに触れたのは、何時のことだったろう?
このシリーズのうち、日本で最初に出版された「極大射程」は
1998年の刊行となっている。
自分の記憶の中にダイブして見ると、確かこの本は海浜幕張の
イトーヨーカ堂に入っているくまざわ書店幕張店で購入し . . . 本文を読む
著者:ジャック・キャンベル 出版社:早川書房(SF1686)
訳者:月岡小穂(さほ) 解説:鷹見一幸(作家)
SFなのである。
艦隊ものなのである。
この二つの要素が結実しただけで、もう僕にとってはレジにGO!
なのである。
解説でも語られているが、この世界には偉大なる先達が数多くいる。
中でも、海洋小説ではホーンブロワー、SFではシーフォートの
各シリーズが、僕にとってはMy Favo . . . 本文を読む
早坂隆著 中公新書ラクレ 2006年 760円(税別)
以前、本書が発売されたときに、羽田空港にある書店の店頭に平積みされて
いたのを覚えている。
手に取り、ぱらぱらと眺めて面白いな、とは思ったが、ネットでも同種の奴は
あるのでは、と思い、そのときは購入しなかった。
なお、帰宅後に検索すると、案の定ネットでのジョーク集も存在しており、
これがなかなかに面白かった。
で、本書は敢えて買うまで . . . 本文を読む
アーロン・エルキンズ著 早川文庫 嵯峨静江訳 2008年 820円+税
今月は、うれしい悲鳴なのである。
スコット・スミスに続いて、スケルトン探偵シリーズの新刊も出版されたのである。
このシリーズ、前々作の『骨の島』から、同じ早川書房の中でも、ハヤカワ・
ミステリアス・プレスから、ハヤカワ文庫HMシリーズに鞍替えした。
#というか、ミステリアス・プレスは廃刊となり、ハヤカワ文庫に集約されたらし . . . 本文を読む
スコット・スミス著 扶桑社ミステリー 近藤純夫訳 2008年
上下ともに770円
出た!
とうとう出た!
あの名作『シンプル・プラン』から14年。
なぜかず~~~っ~~~~っ~~~~っ~~~~と沈黙を守っていた、超寡作作家。
スコット・スミスの長編第二段である。
しかも今度は上下二冊組なのである。
その分たっぷりと、スミスワールドに侵され . . . 本文を読む
クレリー他著 ジャック・ブロス編 福武書店 1989年 1400円
マリー・アントワネットの旅行鞄のコラムを書いてから、フランス革命前後の
状況について、もっと詳細に知りたくなって、書物を漁っている。
そんな中、入手したうちの一冊がこれ。
この本は、以下の三部構成となっている。
すなわち、表題ともなったタンプル塔に囚われたルイ16世とその家族
(勿論アントワネットと子供たちである)に従僕 . . . 本文を読む
歴史の転機には、様々な事象がある。
人と人との出会い。
戦争。
暗殺。
発明。
発見。
etc。。。
そんな中、論戦にフォーカスを当てて、どのような言葉が歴史の方向を
定めるトリガーとなったのかを紹介したのが本書である。
この「論戦」という観点が、まず気に入った。
口八丁手八丁のディベートから真摯な説得、又は恫喝まで、
色々なシチュエーションが取り上げられている。
例えば、第1章では「 . . . 本文を読む
著者 佐藤 優/高 永 講談社+α新書
JR天満駅傍の古本屋で購入。
佐藤 優氏は、今更紹介の必要もないであろう。
と、偉そうに言いながら、実は僕は氏の書を手にしたことは、
これが初めてである。
本書を手に取ったきっかけは、やはりタイトルである。
戦後日本は、経済成長とは裏腹に、政治外交面では著しくレベルの低下を
してしまったと、僕は思っている。
直近の20年。
外交で日本がポイント . . . 本文を読む