活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

earthshine(地球照)■KAGAYA監督トークショーinわかやま館(その23)

2012-07-07 00:00:01 | 宇宙の海
日時:平成23年8月20日(土) 午後2時~
場所:わかやま館1Fイベントホール
主催:みさと天文台友の会
テーマ:「星への憧れ-宇宙と神話の世界-」
写真画像提供:@j_pegasus(わかやま館元シアターディレクター村田氏)
CG画像提供:KAGAYA氏(※ 掲載は、氏の許可を得て行なっています)



<Atention>
 このレポートは、KAGAYA氏のトークショー、ならびにその前後に
 氏に対してブログ主が行った質問等を再構築しております。
 内容に関して事実と齟齬等有った場合には、その責は当然ながら
 全てブログ主に帰します。

<Atention2>
 文中の呼称については、敬称略で統一とします。
 

■earthshine(地球照)

トークショーにて、KAGAYAがどのように自ら体験した日食の情景に
ついて語ったのか。


そのことを紹介する前に、実際にそのイースター島での日食の映像を
観てみよう。

この映像は、MBSラジオの番組「子守康範 朝からてんコモリ!」の
メインパーソナリティを務める子守康範が、イースター島にてルポを
行なっている模様を含めて撮影されたものである。

なぜラジオ番組の現地ルポが動画なのか?という話は置いておいて、
約10分程のこの映像には、今回の日食の素晴らしい場景を観ることが
出来る。

まずは、その映像を堪能していただきたい。

イースター島皆既日食ラジオ実況中継 by 子守康範



先日、日本で見ることが出来た金環日食では、残念ながら多くの
地域で雲が厚く垂れこめており、その全貌を堪能できた人はかなりな
幸運に恵まれた人であったようであるが、イースター島においては
天候は人々に微笑みかけてくれたようである。

こちらを観れば、日食を待ちわびる人々の表情や、現地の気候風土、
空の色の移り変わり。
そして、肉眼では見えない皆既日食の際のコロナやプロミネンスも
見て取ることが出来る。


 「(皆既日食になった以降)

  空は明るいにも関わらず、星が見えてきました。

  なんとも、なんとも不思議な光景です!」


その踊るような子守アナウンサーの声のトーンに、現地に足を
運んだ人ならではの興奮と喜びが溢れている。


その一方で。
KAGAYAは、今回のトークショーにてどのような言葉でその場景を
僕達に伝えていただけたのであろうか。

こちらは、KAGAYAが撮影し、ブログにもUPされていた日食の
ダイヤモンドリングの画像である。


(出典:デイリーKAGAYA通信より。以下、同様)


そして、こちらがその際のKAGAYA。



日食により、陰がもっとも濃くなった瞬間の画像でもあることも
あって。
この写真に取り込まれたKAGAYAのポートレートから、その際の
KAGAYAの思いを汲み取ることは難しい。

それでも、そこに篭められた思いの深さを知る縁(よすが)と
して、トークショーでKAGAYAが語った次の言葉を紹介しよう。


 「日食の際に、

  地球光の照り返しで月がぼんやりと光っている様を、

  露出をうんとかけて撮影しました」


これは、地球照と呼ばれる現象である。

日食の際には、月の地球側を照らす光源が地球からの照り返し
のみとなる。

もちろん光量は太陽に比べれば下がるが、それでも露出を調整
することによって、地球光により光る月を観ることが出来る
のである。

皆既日食ともなれば、一見派手なコロナやプロミネンス、そして
ダイヤモンドリングといった事象に目も行きがちとなるが、
あえてKAGAYAはそうしたところではなく、地球照による月の
幻想的な美しさを、紹介されたのである。

しかも。
その画像は、KAGAYAのブログにもUPされていない。

万一にも失敗したということではないだろうことから
(であれば、この場で紹介はしないであろう)
推察されることは、ただひとつ。

KAGAYAの中では、この画像はそっと自分の中に留めておきたい
と思われたのだろうということ。

観てみたい!とは思ったが、それは野暮というもの。

であれば。
僕達は、いつかそれがKAGAYAの作品の中に昇華されて表現
される日を、待つことになる。

それがどのようなものになるのかを想像しながら、ワクワク
とした時間を過ごす喜びを持つことが出来たと、自分に言い
聞かせて、静かにその時を待つこととしよう。


とはいえ、せめて地球照というものが、どのようなもので
あるのか、そのイメージなりと掴みたいという方には、
こちらのサイトを紹介しよう。


実際に、イースター島の皆既日食の際に撮影された、
地球照に輝く月の画像である。

ドキュメンタリーチャネルのDVDの紹介ページであるこの
サイトでは、イースター島の皆既日食に関する様々な
画像を観ることが出来る。
その中ほどに、地球照に輝く月の姿も観ることが出来る
のである。

DVDは残念ながら未見なのだが、こちらも機会があれば、
是非観てみたいと思う。
(まずは、最寄りの図書館のライブラリーを確認だな)


KAGAYAは、一年前からイースター島の皆既日食には必ず
行くと宣言
していた。
(epicuteさんのブログ「えぴぶろぐ」の中の
  「銀河鉄道の夜シリーズ発表in長野」より)


それだけ、今回の日食に思い入れを持っていたKAGAYAが、
実際にその場で、その空気の中で、その光景に浸った
その上で、大切に温めておきたいと思ったその画像が、
そしてその思いが、いつかプラネタリウムのスクリーンに
映像として結実する、その日が。


今から、楽しみなのである。


(この稿、続く)



イースター島の謎 (「知の再発見」双書)
クリエーター情報なし
創元社

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