活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

クラシック名曲と恋 ベルリオーズ編

2010-03-22 21:12:06 | 活字の海(読了編)
著者:桐山 秀樹 , 吉村 祐美 (共著) 生活人新書刊 定価: 初版刊行:2003年12月8日(入手版も同じ) ■ルイ・エクトール・ベルリオーズ(1803~69)  -永遠の恋人に捧げる失意の「幻想交響曲」(桐山秀樹著) 誰にでも。 心の中に、忘れられない人影の一人や二人はあるだろう。 それが、同性か異性かを問わず。 自分の心身を育んでいく上で、影響を受けた人々。 それが。 リスペ . . . 本文を読む
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クラシック名曲と恋 モーツァルト編

2010-03-15 23:59:13 | 活字の海(読了編)
著者:桐山 秀樹 , 吉村 祐美 (共著) 生活人新書刊 定価: 初版刊行:2003年12月8日(入手版も同じ) 物事の楽しみ方には、大きく二種類あると思う。 一つは、先入観を廃して、自分の感覚を鋭敏に研ぎ澄まして対象と 対峙していくやり方。 そして。 もう一つは、周辺の状況も極力収集し、関心を対象そのものから 対象が生み出された状況や時代背景にまで広げて、包含的に把握・ 理解し、対象に . . . 本文を読む
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星間商事株式会社社史編纂室

2010-03-13 19:56:34 | 活字の海(読了編)
著者:三浦しをん 筑摩書房刊 定価:1500円(税別) 帯コピー:川田幸代。29歳。会社員。腐女子(自称したことはない)。      社の秘められた過去に挑む! 裏帯コピー:本間課長は言った。      「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」       その真意はいかに?風雲急を告げる社史編纂室。       恋の行方と友情の行方は、五里霧中。       さらには、コミケで人気の幸代の小説も、混 . . . 本文を読む
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漂流  吉村昭

2010-03-08 23:59:09 | 活字の海(読了編)
著者:吉村昭 新潮文庫刊 定価:740円(税込み) 初版刊行 :昭和55年11月25日 15刷改版:平成元年9月15日 43刷  :平成18年8月20日(入手版) ダイビング業界の端っこにいるものとして。 海にまつわる本は、基本的にみな好きである。 そんな中でも。 特異な位置を占めるジャンル。 それが、”漂流もの”である。 そこには、 極限状態の中、人という存在が徹底的に濃縮されて描かれ . . . 本文を読む
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破獄 吉村昭  (後編)

2010-03-06 23:20:39 | 活字の海(読了編)
著者:吉村昭 新潮文庫刊 初版刊行:昭和61年12月20日 49刷刊:平成21年 6月 5日(入手版) 前編では。 本書の主人公である、佐久間清太郎の人生を眺めることで。 人が、その人の一度きりの人生を生きるということが、どのような 意味を持つものなのか、ということを考えさせられる書である、 という、いわば本書の縦軸に関する感想を述べた。 この、後編では。 第二次世界大戦をはさんだ、日本の . . . 本文を読む
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破獄 吉村昭  (前編)

2010-03-05 23:55:26 | 活字の海(読了編)
著者:吉村昭 新潮文庫刊 初版刊行:昭和61年12月20日 49刷刊:平成21年 6月 5日(入手版) 寂寥たる、光景だ。 雪に覆われた、凍てつく大地。 その中を、まっすぐに伸びる軌条。 夕焼けが、その全てを朱に染め上げている。 まるで。 そこでは。 光さえもが、一切の温もりを拒絶しているようだ。 この小説の主人公である、佐久間清太郎も。 脱獄中に、こうした光景を一人眺めたのだろう . . . 本文を読む
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「情夜」   浅田次郎 「月下の恋人」より

2010-02-02 23:02:48 | 活字の海(読了編)
著者:浅田次郎 光文社文庫刊 定価:552円(税別) 初版刊行:2009年9月20日(入手版) そういえば。 最近、浅田次郎を読んでいない。 また。 あの濃密に流れる情と粋と笑いの世界に浸りたくなって、 行きつけの古書店で氏の作品が収録されている書棚を散策。 見つけたのが、この短編集である。 本来は、じっくりと読ませる長編の方が良いのだけれど。 背に腹は替えられない。 読みたいとき . . . 本文を読む
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やんごとなき読者

2010-02-01 23:40:43 | 活字の海(読了編)
著者:アラン・ベネット (白水社・1995円) 訳者:市川恵里 解説:荒い潤美 初版刊行:2009年3月20日 第二刷刊:2009年5月10日(入手版) 帯コピー:英国女王エリザベス二世、読書にハマる。      おかげで公務はうわの空、側近たちは大あわて。      「本は想像力の起爆装置です」 本書との出会いは、毎日新聞にて池内紀氏が書いた書評を 読んだことがきっかけである。 一読 . . . 本文を読む
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ビッグツリー

2010-01-22 23:50:49 | 活字の海(読了編)
著者:佐々木常夫 WAVE出版刊 定価:1300円(税別) 増補改訂版代刷刊行:2009年7月30日(入手版) サブタイトル:自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて 帯コピー:12万人が感動したベストセラー、「その後」を収録の決定版! 裏帯コピー:苦しいときも”家族の絆”と”仕事”で乗り越えた男のドラマ 以前。 著者の出した別の本を読んで。 その内容に、甚(いた)く感銘した。 その中でも、もっ . . . 本文を読む
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現代萌衛星図鑑

2010-01-20 23:00:16 | 活字の海(読了編)
著:しきしまふげん 漫画:へかとん 監修:松浦晋也 三才ブックス刊 定価:1680円(税別) 初版刊行:2009年7月7日(入手版) 帯コピー:これが萌え擬人化の最先端!      とてつもない日本の人工衛星娘(さてらいこ)たち 裏帯コピー:衛星(ホシ)に願いを、科学で夢を。       これは、人類の未来のために過酷な宇宙で奮闘する       人工衛星たちの感動の物語である。 今日。 J . . . 本文を読む
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